タイミング法を何回やってもうまくいかない…
それは「卵子の質」が悪いからです。
ではなぜ卵子の質が悪くなるのか?
それは、そもそも卵子を育てる卵巣に栄養や酸素が届いていないからです。
では、「その原因とは何か?」を妊活マイスターが優しく解説します。
ポイント
・そもそも不妊症って?
・妊娠できない原因は「副腎疲労」
・意外に知らない「卵子」の話
・30代後半でも妊娠できる体質に変えれるのか?
不妊症とは?
一般に結婚を考える年齢で、避妊せず、通常の夫婦生活を送って2年以上妊娠できないということは不妊症です。
結婚して半年で7割、1年で9割、2年で10割が妊娠するといわれています。
結婚して2年以上経っても子供がいなくて、
「子供をつくる気がないの?」
「子供好きじゃないの?」
と思われても自然な考えで、仕方ないのです。
でも不妊症の人は、頑張ってもできないから、そういう言葉にはすごく傷つきますよね。
不妊症は痛みも不快感もなく、検査で分かることが少ないので、原因の特定が難しいのです。
精子も卵子も異常がないのに受精できない時もあれば、細胞分裂しないこともあります。
排卵があっても、卵子が変性していることもあります。
なので不妊症は、妊娠に至る過程の段階で、何らかの障害があると想定して、それを排卵障害とか、受精障害、卵管障害、着床障害といった呼び方をします。
不妊症は病気ではなく『症候群』です。
症候群とは、はっきりした原因は不明ですが、いつも必ず幾つかの症状が伴ってあらわれる時、病名に準じて使う医学用語です。
病気は、検査をして原因が判明し、それによって診断がされ、診断に従って治療をします。
それに対し「症候群」は、まず原因の特定が難しいので根本的な治療というのができないのです。
妊娠できない原因
不妊の原因は、80%が『副腎疲労』によるものです。
・『副腎』という臓器の疲労によるホルモンバランスの乱れ
↓
・卵巣の環境が悪化
↓
・それに伴い卵子の質の低下
これが、なかなか妊娠しない原因なのです。
「副腎」とは、心と身体が受けるあらゆるストレスに対して、身体を守ろうとするホルモンを作っている小さな臓器です。
【副腎を疲労させる4つの要因】
・生物的、肉体的ストレス
炎症、感染、病気、栄養不足、睡眠不足、運動不足
・精神的ストレス
仕事、家庭、人間関係のトラブル、別離
・環境的ストレス
寒冷、騒音、照明、放射線、ホコリ、気圧等
・科学的ストレス
空気汚染、薬、アレルギー、食品添加物、お酒、タバコ、化学合成物質
これらが、「副腎」を疲労させ、ホルモンのバランスを崩し、卵巣、子宮、卵子などの老化、劣化、変形の原因になっているのです。
意外に知らない『卵子』のはなし
私たちがお腹にいる胎児の時には、もうすでに一生分の(卵子の元の細胞である)原始卵胞ができています。
その原始卵胞の数は、お母さんが妊娠中に食べた食事内容や生活環境が大きく関わってきます。
また、「早期閉経」という遺伝子体質を持って生まれると、40才前に卵子がなくなってしまうと言われています。
卵巣の中で、原始卵胞(卵子の元になる細胞)は、毎月1000個ずつ、眠りから覚め、成熟した卵胞に80日かけて成長します。
たまたま生理周期に合っていて、その時一番成熟した大きな卵胞の中の卵子が1つだけ突き破って卵巣の外に飛び出します。
これが「排卵」です。
その他の成熟卵胞に成長しかけてる「未熟な卵胞」はしぼんでいきます。
なので1回の排卵で1個だけ卵子がなくなっているわけではなく、排卵される卵子が月に1個というだけで、排卵に至らなかった「しぼんでいく卵子」もあるということです。
生涯でだいたい400~500個が排卵される卵子の数といわれています。
つまり卵巣の環境が大事ということです。
卵巣の環境こそ、卵子の減っていくスピードや卵子の質に直結します。
卵巣の役割
・原始卵胞を良い状態で保管する
・原始卵胞を一人前の卵子に育てる保育器
これは、卵巣の環境によって、左右されるのです。
胎児の時に作られ、今まで残ってきた原始卵胞を大事にしましょう。
その大事な「卵巣の環境」を崩しているのは、体の中と外からのストレスによる「副腎疲労」によるものなのです。
30代後半でも改善できるのか?
原因さえ分かれば、妊娠できる体質に改善することができます。
30代後半になると、ホルモンの関係で卵子の数が一気に減少したり、質にも影響してきます。
でも安心してください。
排卵しているということは、まだ卵子があります。
残された原始卵胞を大事に育てる環境を自分で作るのです。
妊娠の確率は年齢に関係なく、いかに卵子細胞質が健康でいるかです。
実年齢は変えることはできませんが、細胞年齢は変えることができます。
卵子の質が良ければ、受精も、受精後の細胞分裂、着床もうまくいきやすいのです。
卵巣や卵子にきちんと栄養が届くように、血液やリンパ液、組織液といった体液を正常化して、『体の中からのストレス』を減らし、「副腎」の疲労を軽減してあげれる方法があります。
その唯一の方法が、「酵素ファスティング」です。
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酵素ファスティングは、血液やリンパ液、組織液といった体液を正常化ができる唯一の方法です。
そして、副腎をこれ以上疲労させないように、ストレスに気をつけた生活をしましょう。
まだタイミング法で諦めるのは早いです。
体質改善をして、悪いことは何もありません。
諦めるのは、『体質改善をやって質の良い卵子を育てること』をやってみてからでもいいのでは?