食事で妊娠しやすい体質に改善するポイントは、この5つ。
1、有害物質を排出するデトックス食材を取り入れること
2、腸内環境を良くしてくれる食材を取り入れること
3、女性ホルモンの働きを調整してくれる食材を取り入れること
4、良いお水と油を取り入れること
5、細胞を劣化させない食材を取り入れること
それぞれのポイントを押さえた食材を紹介します。
①デットクス食材による体質改善
いい栄養素をとるためには、まずデトックスをしてカラダの中の有害物質を排出することです。
私たちの身の回りには、食べ物からの食品添加物だけでなく、色んな有害物質がたくさんありますから、ファスティングの後も、カラダに入ってきてしまいます。
例えば、ヘアカラーには鉛が含まれていますから頭皮吸収で入ってきてしまいます。
また、缶ビールや缶の炭酸飲料からアルミニウムが入ってきてしまいます。
デトックス効果のある食材を取り入れることで、新たに入ってきてしまった有害物質を排出するようにしましょう。
できるだけ排出することで、『質の良い卵子』が育ち、生まれてくる赤ちゃんが健康でいられます。
デトックス効果のある食材として、薬味に使われる匂いの強いものは食べ物自体が解毒作用を持っています。
玉ねぎ、生姜、ニラ、にんにく、ネギ、パクチー等…
特にハーブのバジルは解毒効果が高いと言われています。
ピーマンには、クロロフィルという成分が含まれていてます。
小腸にあるたくさんの突起物で食べたものを分解し吸収していますが、その突起物と突起物の隙間に入り込んでしまった有害物質(コレステロール、水銀、鉛、など)を便として排出してくれます。食物繊維よりも小さい性質なので、食物繊維が、取り切れないところは、クロロフィルが活躍して排出してくれます。
ガーリックオイル、ジンジャーオイル、玉ねぎビネガーなど、調味料にもデトックスできるものがたくさんありますので、上手に取り入れましょう。
②良質なオイルで体質改善
悪いオイルは良いオイルで追い出しましょう。
酸化した油(時間が経った揚げ物、一晩寝かせたカレー)、トランス脂肪酸(ファストフード)は細胞も酸化させてしまいます。
そうすると、細胞膜が硬くなったり、もろくなったりします。つまり卵子の質も下がるということです。
亜麻仁オイルが一番オススメですが、エゴマオイル、オリーブオイル、ココナッツオイルなどを1日スプーン1杯摂るようにしましょう。
質の良いオイルを摂ったからって太るわけではありません。
かえって悪い油を体の中に残す方が太っていきます。
どんどん追い出しましょう。
③良質な水での体質改善
質の良い水をたくさん飲みましょう。
微量ですが、買った水が全部良い水とは限りません。むしろ水道水の方がいい場合もあります。
売られてるミネラルをーターの中には、無数の化学薬品が入っています。
今日飲んだお水は、約1ヶ月後に尿となって出てきます。
それまで循環していますので、あまり良くない水を飲んでいると、それが1ヶ月の間、体を廻るのです。
良いお水を選んで飲みましょう!
水分不足は有害物質の排出も妨げてしまいます。
④スパイスでの体質改善
デトックスに関するスパイスもあります。
ウコンはデトックスそのものより腸内環境を整えて血液を浄化します。
ウコン茶の成分クルクミンは、利尿・解毒に効果があり、
クミン、シナモンや八角等も解毒効果があるので、薬膳鍋やチャイ、漬物等を上手く食事に取り入れましょう。
ブラックペッパーには酵素活性作用があり、消化機能を刺激し便秘にも効果があります。
また唐辛子や生姜は、体を温める効果もあるので、運動が苦手な方はスパイスで汗を掻くのもいいですよ。
体を温める事で、卵巣や子宮に血液が届きやすく、質の良い卵子ができやすく、着床しやすい子宮環境も整いやすくなります。
⑤食物繊維の食材で体質改善
血液を作る腸を綺麗にする為には食物繊維が必要です。
便を柔らかくし、かさを増し、便秘を予防したり改善してくれ、腸内の有用菌を増やし、腸内環境を整えます。
また、食物繊維には糖の吸収を抑える作用もあります。
糖の急激な吸収で卵子の老化を早めてしまう『糖化』が起こります。
血糖値を急激に上昇・下降させる食物(高GI食品)が好きな方は、それを食べる前に食物繊維を摂り血糖値をコントロールしたり、できるだけ底GI食品を選ぶようにしましょう。
例えば、白ご飯より雑穀米や玄米、うどんより蕎麦、食パンよりライ麦パン、ビールよりハイボール。
食物繊維の多い食材は、
きくらげ、寒天、えごのり、野菜、海藻、きのこ、こんにゃく、しらたき、おから…等
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⑥発酵食品で体質改善
そして腸内環境を良くする発酵食品。
有用菌を摂りましょう。
『宿便をためない』ことがデトックスに結びつきます。
「ヨーグルトを毎日食べてるから大丈夫!」
という人もいますが、残ながら日本人のほとんどの方は、乳製品を分解する酵素を持っていませんので、消化不良を起こし、逆に腸内環境を悪化させてしまいます。
乳製品をやめて、日本が誇る発酵食品を摂りましょう。
納豆、味噌、酢、甘酒、ぬか漬け、キムチ、塩麹、塩辛、鰹節…等
⑦ポリフェノールで体質改善
ポリフェノールには抗酸化物質作用があります。
つまり、『酸化』を防いでくれます。
酸化とは、細胞がサビることです。
細胞が酸化すると、細胞膜が硬くなったり、もろくなったりしますから、いい卵子ができません。
また、疲れの元となりますので、いつも『だるい』といった症状が出ます。
睡眠中、メラトニンの働きによって有害な老廃物が除去されます。
このメラトニンには、抗酸化物質の作用があります。代表的な抗酸化物質がポリフェノールで、ワインやコーヒーに含まれています。
睡眠時間が短い人や、寝る時間がいつも遅い人は、睡眠中に出るはずのメラトニンの代わりにポリフェノールで酸化を防止しましょう。
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⑧果物で体質改善
果物や生野菜をあまり食べない方、睡眠不足の方は酵素不足です。
酵素が足りていないと、消化不良を起こしますし、細胞の再生もできません。
カラダの悪いところを治す、自然治癒力が落ちてしまいます。
不妊症の方は細胞が汚れています(細胞便秘)ので、卵子の質や子宮環境、卵巣が『ダメージを受けている』と言えます。
酵素をたくさん摂って、酵素くんにカラダのあちこちを治してもらいましょう!
コーヒーなどのカフェイン、食品添加物、白砂糖は酵素を大量に使ってしまいます。
できれば酵素を無駄使いする、これらを摂らない努力をした方がいいですし、酵素がたくさん含まれる果物を摂ることで軽減されます。
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⑨ナッツで体質改善
アーモンド、、ヘーゼルナッツに含まれるビタミンEは女性ホルモンの分泌を調整して生殖機能を維持しています。
また血流がよくなることで細胞の新陳代謝が活発になります。
おやつにはナッツがオススメです。
タバコを吸われる方は、ニコチンの影響で血管を収縮させ、血液が十分に行き渡らないので、血流が良くなるナッツが良いです。
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妊活に大事なデトックス食材、食物繊維、発酵食品、たんぱく質を上手に摂り入れる為には和食が最適なのです。
デトックス食材としてニラや生姜、食物繊維としてこんにゃくやキノコ、発酵食品として味噌や酢、たんぱく質として豆腐や納豆が無理なく摂取できるのです。
例えば
お味噌汁は、豆腐、ネギ、わかめを入れれば、デトックス食材、食物繊維、発酵食品、たんぱく質を一緒に摂ることができます。
生姜焼きは、豚肉のたんぱく質、生姜でデトックス、しょうゆで発酵食品が摂れますね。キャベツの千切りをプラスすれば、食物繊維も摂れます。
おやつとして、『豆乳寒天きな粉黒蜜がけ』は最適な食べ物です。
・豆乳、きな粉=たんぱく質
・寒天=食物繊維
・黒蜜=ミネラル(有害ミネラルを追い出してくれる為デトックス効果がある)
和食を心がけることで、デトックスができ、良い栄養素を摂取することもできます。
また、白飯を玄米や古代米にすることで、糖化による細胞の劣化も防ぎ、玄米などに含まれるミネラルが有害物質を追い出してくれるので、一石二鳥です。
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