体外受精は1回で約20〜50万かかります。
この時に、受精できそうな卵子が一つも採取できなくて、受精することができなくても、1回分の費用は支払わなければいけません。
たとえ受精できたとしても、妊娠成功率は5〜10%と言われています。
なので不妊治療には、約100万円以上かかる人が大半を占めているのです。
でも、受精率・妊娠率を上げることはできます。
その秘訣をまとめました。
体外受精とは?
体外受精とは、採卵して、卵子を取り出し受精させ、子宮に戻す方法のことです。
厚生労働省の統計では、16年の総出生数は97万6978人でした。
日本産科婦人科学会の調査結果では、体外受精によって国内で2016年に5万4110人の子どもが生まれたと出ており、18人に1人が体外受精で生まれた計算になります。
今では、体外受精での出産も珍しくはなくなりました。
「人工授精」と「体外受精」の違い
人工授精とは、精子を人工的に子宮に注入する方法のことを言います。
女性の排卵のタイミングに合わせて、元気な精子だけを注入しますので、妊娠率が高そうですが、データでは体外受精よりも低いです。
保険適用外ですので、1回1~2万円と経済的負担は軽いですね。
性交渉のタイミングが合わない場合など、精子を子宮へ送り込む回数が増えます。
ただし、精子の運動能力や生命力、受け入れる卵子の質が良くなければ受精に至りません。
体外受精は、直接卵子に精子を注入するので、精子が卵子にたどり着かないということがないのです。
成功率の決め手は『良い卵子』かどうか?
医者任せにしてませんか?
体外受精の成功率は、医師の技術ではなく、『質の良い卵子』か?ということにかかっています。
確かに、卵子と精子を無理やりに出逢わせ、受精卵を作り出すのは医師の仕事です。
しかし、『質の良い卵子』が取れないことには、受精することも、その後の細胞分裂、着床もうまくいきません。
なので、成功率を上げるためには、『卵子の質』を良くすることが大事なのです。
成功率が上がれば費用の無駄にもなりません。
体外受精する前に、『良い卵子を作る方法』で成功率を上げましょう。
卵子を良い状態に持っていく為には、生活を見直した、体質改善が絶対に必要です。
しかし、採卵してみないと、卵子の状態が良いのか、見ることができません。
その卵子が健康かどうか確かめるだけに、20〜50万払いますか?
受精できたとしても、妊娠成功率は5〜10%と言われています。
不妊治療には、約100万円以上かかる人が大半を占めています。
※体外受精は国の特定不妊治療助成事業の公的補助を受けることができます。
37.5歳を過ぎると卵子の老化により、もっと成功率は激減します。
流産の可能性も高くなるためです。
なので、卵子をできるだけ健康な状態に持っていき、受精、着床の環境をできるだけ改善することが大事なのです。
そして、体外受精での流産率は約20-25%で、自然妊娠での流産率約10%と比べると高率です。
〈日本産婦人科学会のデータより〉
良い卵子を育てることで自分も傷つかない
採卵するまでに、何回も病院に行き、決まった日に注射をします。
せっかく、いくつもの苦痛を乗り越えて採卵したのに、受精できそうな卵子が取れなかったなんて、無駄にお金を使ったようで、心身ともに傷つきます。
不妊治療の中断は、なかなか立ち直れません。
そして、男性側も自分で精子を採取することが苦痛です。
それをパートナーに何度もお願いすることも、自分の不甲斐なさを責め、ストレスに感じ、さらに卵子の老化を進めてしまうのです。
できれば、自然妊娠をしたいのが本音ですよね。
まずは、しっかり体質改善をして、卵子を健康な状態にし、受精、着床できる環境を作る努力をしましょう。
自分の体を大切にし、生まれてくる赤ちゃんのために、いい環境(母体)を作ってあげる努力をすることが妊娠への近道なのです。
体外受精の成功率を上げる『良い卵子を作る方法』
まずは、カラダの中をリセットしましょう!
腸内環境を整えましょう!
良い睡眠
軽い運動で酸素を取り入れる
添加物を避け、いい栄養をとる
①カラダの中をリセット
カラダの中にある不必要な重金属、食品添加物、有害ミネラルを浄化しましょう。
銀歯に使われれるアマルガム、アルミ缶に入った炭酸飲料、ヘアーカラー剤には鉛、ワクチンの防腐剤には水銀が使われ、私たちの体の中に簡単に重金属が入ってしまいます。
血液や体液の浄化には、ファスティングが効果的です。
細胞の再生には4ヶ月かかるので、月に1回のファスティングを4ヶ月することをお勧めします。
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②腸内環境を整える
「腸」で血液は作られます。
その腸が汚いと血液も汚れ、血液が回る全ての臓器が汚れてしまい、カラダの中のストレスとなって副腎が疲労し、結果として女性ホルモンの分泌が乱れてしまいます。
発酵食品を積極的に摂り、大腸の粘膜を作る短鎖脂肪酸を摂り、排便をスムーズにするために食物繊維を摂るようにしましょう。
デトックスティーなどもオススメです。
③良く寝ましょう
卵子の発育を促すためには、成長ホルモンが必須です。
「成長ホルモン」は睡眠時に脳から分泌されます。
理想は、20:00〜4:00の間に6時間の睡眠をとることですが、お仕事の関係でなかなかその時間に睡眠をとるのが難しいのであれば、遅くても24:00までに寝れる環境を整えましょう。
寝る前にスマートフォンやテレビなどの強い光を見たりすると、質の良い睡眠が取れません。
夜は間接照明や必要最低限の照明で過ごすことをおススメします。
④運動をしましょう
血流が良いほど卵子に多くの栄養が届きます。
運動をして、酸素を体内に運ぶということは、カラダの「冷え」改善にも関係しています。
血流が悪いということは、体が冷え、卵巣や子宮、膣がうまく機能しません。
質の良い卵子を作るために、運動をして、血流を良くし、酸素を体内に運び、体を温め、女性機能が働きやすい環境を作りましょう。
⑤添加物を避けるために、自炊をして良い栄養素をたくさんとる
せっかく綺麗にリセットした体に、わざわざ有害物質を入れますか?
今では簡単に食事がとれる環境があちこちにありますね。
コンビニ、スーパーのお惣菜、ファストフードなど…添加物がどれだけ入っているか、意識したことありますか?
卵細胞の代謝を上げる「酵素」を食事で摂ることも妊娠するためには大事です。
酵素は生野菜や生のフルーツにたくさん含まれています。
「酵素栄養学」的には、あまり熱を加えない方が良いので自炊といっても簡単でシンプルです。
フルーツはは切るだけで食べれますね。
納豆やキムチは特にお家で調理することないですし、お味噌汁もそんなに難しい料理ではないですよね。
お肉も、茹でるか焼くかの簡単調理でOKです。
添加物が入っている簡単混ぜるだけの「料理の素」は使わず、発酵食品が摂りやすい和食を心がけましょう。
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まとめ
あまり頑張り過ぎてストレスにならないように、できることからやってみましょう。
不妊とストレスの意外な関係について
- 体の中の有害物質を排除するためにファスティングをする
- 発酵食品を積極的に摂る
- 良く寝る
- 日常的に簡単な運動する
- 外食をやめ、自炊をする
妊娠することがゴールではなく、卵子を育てることから始めましょう。