実は、ジェルネイルのオリジナルカラーは、たった7色で無限大に作れます!
「・白 ・黒 ・青 ・緑 ・黄色 ・赤 ・ネオンイエロー」の7色があれば、くすみカラーからビビットカラーまで作れます。
たくさんのカラージェルを揃えなくても、色を混ぜる時の5つのポイントと色調合の知識を知れば、自分好みの色の作り方がすぐに分かります。
ネイルのための『色知識』5つのポイントをネイリスト歴12年のネイル講師が解説していきます。
また、くすみブルー、くすみパープルなど、作るのが難しい「くすみ系の色」を例に実際に作っていきます。
ジェルネイルのオリジナルカラーを作る色彩知識5つのポイント
ポイント
1、色味を見極める
2、明度を調整する
3、透明度を変える
4、ネオンカラーをちょっと入れる
5、質感を変える
では一つ一つを細かく解説します。
1、色味
まずは、色の順番をなんとなく頭に入れましょう。
要は、虹色です。
全部の色が繋がってグラデーションになっています。
どこも途切れることなく色が規則的に繋がっています。
色は光の波長の違いによって、『赤・橙・黄・緑・青・紫』というように連続的に変化して知覚化されます。
これを配列し円環状にしたものを、「色相環」といいます。
2、明度
色味の他に、「明度」と言って、色を判断するのには、『明るい色か?』『暗い色か?』の違いがありますね。
無彩色と言って、『色味のない色=モノトーン』の事を言います。
先ほどの、色相環に明度(白・黒・グレー)を変えるだけで、こんなにカラーバリエーションがあるのです。
また、この白・黒・グレーのモノトーンカラーを原色に多く混ぜると色味が弱いカラーになります。
逆に、この白・黒・グレーのモノトーンカラーを原色に少なく混ぜると色味が強いいカラーになります。
例えば、オレンジ系でも、黒を入れて暗めにすると「ブラウン」になります。
明度を変えるという事です。
こんな風に、大人っぽいオレンジブラウンになります。
3、透明度
透明度は、「透け感」ですね。
ピンクはピンクでも、写真のように少し自爪が透けて見えるような感じを出したいときは、「トップジェル」を混ぜます。
ベースジェルでもやってみのですが、塗っている最中にカラーが分離したり上手くいかなかったので、トップジェルが良いです。
透明感があると、絵の具を塗ったようなカラーではなく、肌馴染みの良いカラーになります。
落ち着いたイメージにしたいときは、この透明度を調整すると良いです。
レースみたいな透け感を出す時も、白とクリアジェルを混ぜて使います。
4、ネオンカラー(蛍光色)
今やネオンカラーは必須です。
ベージュに「ネオンイエロー」を少し足すだけで、今っぽいベージュカラーができます。
ネオンカラーも何色が持っていればいいのですが、どれか1色を選ぶとすれば、『ネオンイエロー』
この写真のカラーも、ネオンイエローに『赤』を足して『ネオンオレンジ』に。
ネオンイエローに『赤と青』を足して『ネオンピンク』を作っています。
5、質感
ラメにも、細かいものから、粗めのものがあります。
パールの顔料を加えるとパールカラーができます。
このパウダーは、比較的安価ですので色々揃えておくと便利ですよ!
くすみ系カラーの作り方
既存の「ピンクベージュ」を持っておくと便利です。
程よく透明感があり、肌馴染みの良いカラーになっているので、この「ピンクベージュ」に色を足していくだけで、くすみ系のニュアンスカラーがすぐにできます。
色々混ぜなくて良いので、面倒臭くなくて便利ですよ。
もしピンクベージュがない場合は、「クリアジェル、白、黄色、赤、少しだけ黒」を混ぜると肌馴染みの良いピンクベージュができます。
例えば、
ピンクベージュに「黄色」を足すと、ファンデーションみたいな肌色になります。
これは、色味を変化させた例ですね。
ピンクベージュに「黒」を足すと、モーヴピンクみたいな、くすみカラーができます。
これは、明度を変化させた例です。
では、同じピンクベージュに『青』を混ぜると…グレーができます。
『緑』を混ぜるとカーキグレーができます。
くすみ系のカラーの作り方はこちらに詳しく書いてあります↓ ジェルネイルで、『ベージュ』『ピンクベージュ』『くすみグリーン』『グレーベージュ』などの、ベージュ色をベースにオリジナルカラー8つの作り方をまとめました。 まず、ベージュの作り方から始まり、そこから色 ... 続きを見る
くすみグリーンのネイル色の作り方とピンクベージュの作り方
ピンクの色味を変えた例
真ん中の色は、白と赤だけを混ぜたピンクです。
このピンクに、
左→黄色を混ぜた色、右→青を混ぜた色です。
同じピンクの分類でも、こんなに色味が違います。
パープルの色味を変えた例
真ん中の色は、白と青と赤だけを混ぜたパープルです。
このパープルに、
左→黄色を混ぜた色、右→青を混ぜた色です。
同じパープルの分類でも、こんなに色味が違います。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓ 色味の見極めは簡単です! 作りたい色が、手持ちのカラージェルよりも 『黄色っぽいのか?・青っぽいのか?』 黄色と青を使って、いろんな色ができることを、ネイリスト歴12年のネイル講師が解説していきます。 ... 続きを見る
ジェルネイルの色を作る|セルフネイルの為の色彩知識をプロが解説
まとめ
この7色があれば、大体の色はできます。
・色味を決める『赤・青・黄色・緑』
・明度を決める『白・黒』
・蛍光カラー『ネオンイエロー』
このアイテムがあれば、色んなカラージェルをいちいち買い足さなくても、自分でオリジナルカラーを作ることができます。
・透明度を変えるには、『トップジェル』
・質感を変えるのには、『ラメ・グリッター・パールなどのパウダー』
オリジナルカラーを作る5つのポイント
ポイント1
作りたい色が、今ある色より、
黄色よりか?青よりか?
ポイント2
作りたい色が、今ある色より、
明るいか?暗いか?
ポイント3
透明感はどうか?
ポイント4
ネオンカラーなのか?
ポイント5
質感はマットか?ラメが入ってるか?
この5つを意識して作ると上手くいきます!
やっていくとだんだん目が慣れてくるので、簡単に作れるようになりますよ!
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