今回は一番簡単なお花のアートのやり方のレッスンです。
ジェルネイルのアートって難しいと思っていませんか?
ジェル特有の
・ふわっと広がる
・流れる
・表面張力
これを生かしてアートすれば、簡単にお花のアートができます。
この基礎のお花のアートさえできれば、あとはほとんど応用です。
まずは、ここからマスターしていきましょう。
私はネイルサロンを12年経営していて、ネイリストを育成するスクールの運営・指導もやっています。
今までのサロンワークやスタッフ育成で培ったノウハウを生かして、これからセルフで「ジェルネイル」を楽しみたい方の為に、分かりやすく解説していきます。
土台のジェルネイルを作ります
プレパレーション(ファイリング・甘皮処理・サンディング)をして、爪表面の消毒後、クリアジェルを塗ります。
今回の動画では、アートが見えやすいネイビー(More 72 )を使いました。
未硬化ジェルを残す
あえて、未硬化ジェルがある状態にします。
※未硬化ジェルとは…ライトに当てて硬化しても表面の空気に触れてる部分に硬化しないジェルが残ることをいいます。
表面が少しぬるぬるした状態のことをいいます。
ベースジェルは、硬化しても未硬化ジェルが残ります。
なぜかというと、この未硬化ジェルがあるから、次に塗るカラージェルとくっ付き、定着します。
※わざわざベースジェルを塗らなくても、未硬化ジェルが残るカラージェルならそのままアートしても構いません。
※未硬化ジェルが残るかは、ジェルメーカーによります。
ただ、アートのアウトラインがぼやっとしやすいので、あえてボヤッとさせたいときにはいいですが、くっきりさせたい時は上からベースジェルを塗ってライトで1度硬化してからの方が失敗がなく、やりやすいです。
経験上、程よく未硬化ジェルが残るのです。
また、ベースジェルを塗布した後、一旦硬化しなくても、薄ーく塗ってそのままアートでもいいですが、塗る量を注意しないと、思った以上に広がったりするので、慣れてからのほうがいいと思います。
お花にするカラージェルをドット棒で落とす!
ドット棒を使うと、綺麗に丸くジェルを置くことができます。
丁寧にそーっとジェルを置いてみましょう。
そーっと置かないとジェルが引っ張られて、いびつな形になってしまいます(汗)
バランス良く、5つ置いてみましょう。
少し様子を見てみると、先ほど置いたジェルがフワッと広がります。
※未硬化ジェルが多ければ多いほど広がります。
※お花に使うカラージェルの量でお花の大きさが決まります。
何度か練習してみると、だいたいの量の感覚や、広がり方が分かってくると思います。
ジェルを中心に引っ張る
ライナー(極細筆)を使ってお花の中心に向かってちょっとだけ引っ張ります。
しばらく様子を見ます。
そうすると、丸く置いたカラージェルが、だんだん涙型に変わってきます。
いい感じの形になったら、ライトで硬化します。
いい形になったら、ライトで一度硬化しておくと、それ以上ジェルが広がったり流れたりしないので、仮止めで(LEDライトだったら10秒ほど)照射しましょう。
もう一つ、やってみました。
お花の中心に黄色いカラージェルを置く
真ん中に、黄色いカラージェルを入れるだけで、一気にお花に見えますね!
これを、ラインストーンに変えても可愛いです。
応用
大人っぽい花にしてみよう
お花にするカラージェルを中心だけでなく、外側にも引っ張ってみましょう。
大人っぽい先の尖った花びらができます。
先程と同じように、中心に向かってジェルを引っ張った後に、外側にも引っ張ります。
先の尖った花弁ができます。
簡単でしょ?
エレガントなアートになるのでブライダルネイルなどに使えますよ!
②お花の花弁を4枚にしてみましょう。
花弁を4枚にしただけでイメージが変わります。
また一味違った、かわいい感じになります。
ホログラムやスタッズをバランス良く置くと、もっと可愛いですよ。
未硬化ジェルの特性を使わないで、描こうと思ってもできなくはないですが、すごく大変です(汗)
ジェルの広がりを利用した方が、断然『楽ちん』です。
使った道具
ベースジェル:More CoutureベースジェルLED
ベースカラーに使ったジェル:More Couture ナイトトレイン 72
お花を描くのに使ったジェル:More Couture フレンチホワイト30
細い筆(ライナー):Fleuriu Gel ULTRA LINER
ドット棒:b-r-s #901 ドット棒