ジェルネイルを使って、ネイルチップにバラのデザインを作っています。
まるでシールを貼ったかのような、ファブリックデザインの薔薇の書き方と、初心者でも簡単にできるマーブル薔薇アートのやり方、2種類をネイリスト歴12年のネイル講師が解説していきます。
ポイント
・バラはどこから書くのか?
・バラのバランスの取り方
・マーブル薔薇のやり方
シールを貼ったの?と思わせるジェルネイル手書き薔薇アートのやり方
ファブリック(生地)のデザインのような、規則的な模様の薔薇アートをやっていきます。
小さめの薔薇の花をいくつか作り、葉っぱやツタを書き足して、爪全体にアートしていきます。
土台を作ります
プレパレーション(ファイリング・甘皮処理・サンディング)をして、爪表面の消毒後、クリアジェルを塗ります。
そしてデザインのベースとなるカラーを塗ります。
今回の動画では、アートが見えやすい赤(More 10 )を使いました。
薔薇の中心を決める
薔薇を描きたいカラージェルでアートしていきます。
カラージェルは今回ホワイト(More 30 )を使用していますが、黒でもいいと思ます。
ピンクやベージュでも可愛いですが、アートをはっきりと見せたいので、ホワイトを含む色(不透明な色)をチョイスするのがコツです。
まず、薔薇の中心を決めて、ちょんと描きます。
まん丸にならなくても大丈夫です。
いびつな形の方がリアルな感じに仕上がります。
でも可愛い印象にしたいときは、ドット棒を使って、中心は『まん丸』にした方が可愛いデザインになります。
中心を軸に外側の花弁を描き足す
中心の点を囲むように2つの花びらを描き足します。
花弁の太くなるところから細くなる方へジェルを引っ張って、シュッとした形にします。
反対側もジェルを引っ張って細くします。
これをまず2枚描きます。
その2枚の花弁の細い部分が重なり合うところの外側から、また同じように花弁を描き足します。
あとは、バランスを見てバラの花弁を足していきます。
可愛いイメージのバラにしたいとき→花弁少なめ・短め
大人っぽいイメージのバラにしたいとき→花弁多め・長め
葉っぱを描く
習字の『とめ・払い』の要領で葉っぱを描きます。
『とめ・払い』を同じ場所で少し上下にテンションかけるだけで、葉っぱができます。
-
ジェルネイルの葉っぱ(リーフ)の書き方|初心者でも分かるポイント
ジェルネイルでの基本アート『リーフ(葉っぱ)』を上手に書くコツを解説しています。 『葉っぱ』を上手に書くコツは「筆の動かし方」です。 初心者でも分かるように、基本的な葉っぱ(リーフ)の書き方と、葉っぱ ...
続きを見る
ツタを描く
細い筆(ライナー)を使ってツタを描きます。
コツは、ツタがネイルの中に収まらないようにネイルの外にも繋がってるイメージで描きます。
そうすることで、アートに広がりがでて、伸びやかなプロっぽい仕上がりになりますよ。
逆に、ネイルの中にツタがきちんと収まった感じで描くと、窮屈でこじんまりとした、面白みのないアートに見えるので、素人っぽさがでます。
-
ジェルネイル「細い線」の書き方のコツと「細いラメライン」の引き方
「極細のラインを書きたいのに、いつも太くなっちゃう。。。」と思っているあなた! 実は、使っている筆と筆の動かし方で細いラインを上手に書くことができます。 ジェルネイル「細い線」の書き方のコツと、くっき ...
続きを見る
薔薇を書くときに線が太くなってしまう…線を細く書く対処法
未硬化ジェルをなくす
細い線を書く前に、ネイルの表面を見てみましょう。
未硬化ジェルが残っているとラインがぼけてしまいます。
カラージェルを硬化した後、未硬化ジェルが残らないタイプであれば大丈夫ですが、もし分からなければ未硬化ジェルを拭き取るか、アートしたい部分に未硬化ジェルがでないクリアジェルを塗ってから書くようにしましょう。
筆を変えてみる
毛足が短い筆は力がかかりすぎるので、毛足が長く、毛量の少ないタイプの筆を選ぶと細い線が描けるようになります。
筆の持ち方を変えてみる
筆を立てて持つようにしましょう。
ネイルに負荷をかけ過ぎないようなブラシワークを心がけましょう。
細い線を書くコツはこちらの記事をご覧ください
手書き薔薇アートに使った道具
- ベースジェル:More CoutureベースジェルLED
- ベースカラーに使ったジェル薔薇:More Coutureピュアレッド10
- ベースカラーに使ったジェル和風お花:More Coutureネオンパープル506
- お花を描くのに使ったジェル:More Couture フレンチホワイト30
- 花脈に使ったジェル:More Couture リアルブラック50
- 細い筆(ライナー):Fleuriu Gel ULTRA LINER
- アート筆:tati アートショコラ ブルー
- ドット棒:b-r-s #901 ドット棒
薔薇と和風お花の描き方の動画はこちら
セルフジェルネイル初心者でも簡単!マーブル薔薇アートのやり方
次に、マーブル薔薇のやり方を解説します。
マーブル薔薇は、2色を混ぜるだけの簡単アートです。
見やすいように、原色の「赤、青、黄色」+白を使ってマーブルを作ります。
まず、ネイル全体にカラージェルを塗り、ジェル専用ライトで硬化します。
春っぽく、明るい感じにしたかったので、蛍光色のクリアピンクを使用しました。
「赤、青、黄色」3色のカラージェルを、丸くランダムに置きます。
カラージェルを硬化させないで、そのまま白のカラージェルを置いていきます。
ドット棒でぐるぐると混ぜます。
ドット棒がなければ、細い筆でも可能です。
混ぜた時に、白の割合が多過ぎたら、カラージェルをドット棒に取って、一緒に混ぜます。
そうすると、白とカラージェルのくっきりとした模様ができます。
あまり混ぜすぎると、2色の中間色ができてしまい、模様が消えてしまうので注意しましょう。
他の色のところも一気に全部やって、バランスを見ましょう。
バランスが整ったら硬化します。
このままだと、アートが粗々しいので、ラメやホログラムを入れていきます。
クリアジェルをノリ代りに使って、ラメをランダムに乗せていきます。
乗せ過ぎないように注意しながら、ホログラムが飛び出てないか確認して硬化します。
最後に、トップジェルを塗って最終硬化したら完成です。
簡単にリアルな薔薇ができるので、色を統一したり、大きさを変えたりして、いろんなバリエーションを楽しんでみてくだい。