ジェルネイルの筆がなんか固い。。。
もしかして水で洗ったり、エタノールで拭いたりしてませんか?
買ったばかりの筆はノリが付いてるので、それを落としてから使い始めます。
カラージェルの色を変える時、ブラシクリーナーで拭いたりすると、すぐに筆がバサバサしますよ。
今回は、ジェルネイルの筆について、この3つに絞って書いていきます。
・筆が傷まないように保管する方法
・筆を傷ませないで色を変える時のコツ
・ちょっと固くなってしまった筆を復活させる方法
私はネイルサロンを12年やっててネイリストを育成するスクールもやってます。
今までのサロンワークやスタッフ育成で培ったノウハウを生かして、これからセルフで「ジェルネイル」を楽しみたい方の為に、分かりやすく解説していきます。
そもそもなぜ筆が固くなってしまうのか?
乾燥によるもの
自然乾燥で筆が固くなっている場合があります。
しばらく使っていないと、筆先の動きが悪い、カチカチではないけど、固まってる状態の筆になります。
エタノールで拭いている
エタノールで拭くと、筆がキシキシしてまとまりが悪くなります。
つまり、毛の質が悪くなるんですね。
乾燥した髪のように、バサバサしてきます。
筆を扱う注意点
・買ったばかりの筆は、ノリを取ってから使う
・絶対に水で洗わない!
・エタノールで拭かない!
カチカチになってしまった筆は…
おそらく、紫外線などに当たってジェルが硬化したんだと思います。
ありがちなのが、「窓際でジェルネイルをしていた」とか、「うっかりライトの入り口に、筆を置いてしまった」などです。
そうすると、ジェルが硬化したわけですから、それを溶かさないといけません。
瓶の容器にジェルリムーバー(ジェルネイルを溶かす溶剤)を入れて、それに5分程度、筆を浸けておきます。
ジェルが溶けたら、ジェルリムーバーを良く拭いて、クリアジェルを筆になじませます。
ただし、ジェルリムーバーの影響で、筆先がちょっとバサバサしてしまうかもしれません。
ここまでやってダメだったら、あきらめて新しい筆を買いましょう。
でもバサバサになった筆は、ラメに使ったり、タイダイ模様などアートで使えるので無駄にはなりません。
なのでとっておきましょう。
そもそもジェル用の筆を、きちんと扱い、保管していれば固まることはありません。
なので、その方法をここで覚えましょう。
カラージェルの色を変える時のやり方
カラーチェンジする時は、まず、キッチンペーパーで拭き取ります。
ベージュからピンクへカラーチェンジするなど、あまり色に違いがない場合は、コレだけでOKです。
ティッシュだとくっ付いたりして扱いづらいので、キッチンペーパーを小さく切ったものを用意しておくと便利ですよ。
濃い色から、白に変える場合など、特に白は別の色と混ざると汚い色になってしまいますから、筆に残っているカラージェルを綺麗に取ります。
まず、トップジェルを筆に含ませます。
ペーパーパレットなど、ツルツルした紙の上で(なければアルミホイルでも)トップジェルを筆の中に入れ込み、なじませます。
左右に揺らしながら、筆の毛と毛の間にトップジェルを入れるようなイメージでやってみましょう。
そうすると、筆の毛の間を通って、上の面に出てきます。
その、出てきたジェルをキッチンペーパーで拭き取ります。
こんなイメージです。
筆の中に入っていたカラージェルを、トップジェルで追い出す感じです。
一度で綺麗にならない場合は、何度か繰り返してやってみましょう。
ちょっと筆が固くなってしまった時の復活方法
しばらく使っていないと、乾燥して筆の動きが悪くなります。
カチカチに固まってるわけではないけど、『しなりがない』状態です。
これも、筆にトップジェルを取って、ペーパーパレットかアルミホイルの上で、なじませます。
左右に揺らしながら、毛の一本一本にトップジェルが行き渡るようになじませます。
筆がしなってきたらOKです。
ジェルネイルの筆の保管方法
クリアジェル(ベースジェルでもトップジェルでも)を筆に含ませた状態で保管します。
光を通さないキャップを閉めて保管します。
紫外線で筆に含ませたジェルが固まってしまうので、日が当たらない場所に置くようにしましょう。
筆先を下向きにして、保管します。
なので、ペン立てなどに立てて置くと良いでしょう。
なぜかというと、
イラストのように、筆先を「上」に向けて保管してしまうと、筆につけたジェルが筆の根元に溜まってきます。
そうすると、ジェルで押されて根元が開き、筆先が広がってしまいます。
筆先を「下」に向けてに保管すると、重力でジェルが筆先に集まります。
なので、筆先がまとまった状態を維持できるのです。
次に筆を使う時は、一旦、筆に付いているジェルをペーパーで綺麗に拭いてから使いましょう。
買ったばかりの筆のおろし方
買ったばかりの筆には、筆先が広がらないようにノリが付いています。
筆先を、数回指でしごいてみましょう。
固かった毛が柔らかくなったら、(※)ペーパーパレットにあらかじめ出しておいたクリアジェルを付けて、キッチンペーパーで拭きます。
※新しい筆で直接取ると、筆に着いてるノリがジェルのポットに入ってしまうので、別のもので取っておきます。
ここでは、表面に付いているノリを取りたいだけなので、毛の中に馴染ませなくても良いです。
数回拭き取ったら、OKです。
まとめ
いかがでしたか?
ジェルネイルの筆は、基本的にクリアジェルで綺麗にするイメージです。
今回のポイントはこの3つ。
・筆が傷まないように保管する方法
→クリアジェルを馴染ませて、筆を下向きにして、日が当たらないところに置く。
・色を変える時の筆の扱い方
→キッチンペーパーで拭いて、クリアジェルを馴染ませてから、もう一度拭く。
・ちょっと固くなってしまった筆を復活させる方法
→クリアジェルを筆の毛に馴染ませる。
ちゃんと扱ってあげると長持ちするので、大切に使いましょう。