20代では違和感のなかったちょっと派手めな装飾のネイルを、40代の手元にしてしまうと、いつまでも若くいたい“必死さ”が強調され、痛々しくみえてしまうことがあります。
では40代に似合う上品なネイルって、一体どんなデザインや色を選ぶと良いのでしょう?
また、40代からのネイルサロン選びの基準とは?どういうところに気をつければいいのか、ネイリスト歴12年のアラフォーネイル講師が解説していきます。
40代からのネイルって周りはどう思ってる?
「40代でネイルをしてるって、周りからどう思われているんだろう」
そう思ったことはないですか?
10年くらい前は、まだネイルは特別感があったのですが、今は身だしなみの一つとして、男性にも少しずつ理解が深まってるようです。
その分、頑張った感の出てるすごいアートをしたネイルデザインよりも、普段使いっぽさがあった方が、ネイル上級者に見えます。
一方、ネイルの一部が剥げたり、何本か取れてる状態、いわゆる「ハゲネイル」については「だらしない」「みっともない」「不潔」と厳しい視線を向けている事実も。
なので、清潔感を大事にし、きちんと綺麗に塗ってあるネイルをしていれば、周りに不快な思いをさせることはないでしょう。
アラフォーに似合うネイルとは?
まず色は、手に馴染む色で、肌色が明るく見える色を選ぶと良いでしょう。
粘膜カラーみたいな、ちょっと深めで赤みのあるのヌードピンクがおすすめです。
また、絵の具みたいな不透明カラーよりも、少し自爪が透けて見えるくらいのシアーカラーが上品に見えます。
手の色は、人それぞれで、イエローベースの肌、ブルーベースの肌、質感などで絶対にこの色!というのはありませんが、実際に色を合わせてみて、ネイルカラーだけが浮いて見える色は、やはり違和感があるので控えた方が良いでしょう。
ネイルサロンで色選びに困ったら、ネイリストに相談して、もし可能でしたらセロハンテープを手に貼って、そこにカラーを乗せてもらったりして、手の色との相性を確かめると良いです。
もう少しこだわるなら、全身が映る鏡の前で、「全体の一部としてネイルがどう見えるのか」を確認すると良いです。
自分の雰囲気にあっているのか?というのも、一旦引いて見ると分かりやすいです。
デザインは、ポップなものより、上品なものがいいと思いますが、少し遊び心を取り入れたものは上級者っぽくて素敵です。
ストーンを使ったアートでいうと、ドットみたいに散らばった配置の仕方よりは、一箇所にまとまった配置や、流れるような曲線に配置したデザインが上品に見えます。
40代のジェルネイルに人気のワンカラー
手の色に馴染んでいて、肌色も明るく見えます。
2色使いでおしゃれ!
マットな不透明の色ではなく、半透明色のシアーカラーが上品に見えます。
このネイルも、手の色に合っていて、控えめなアートが上品です。
爪先に細く入れたラインは、様々なパステルカラーで遊びココロがあってネイル上級者!って感じです。
少し可愛らしさを取り入れるのが40代女性にはぴったりです。
こちらの、ヌードベージュは、かっこいい雰囲気の方にはおすすめです。
肌の色が黄色味がかっていて、ゴールド系のアクセサリーが似合う方に合う色です。
爪全体のフォルムも綺麗!
こんな風に、爪に丸みを作ってくれるネイルサロンに行きましょう。
一見派手に見えますが、ベージュをベースに作られたカラーなので、適度に透明感があります。
肌に馴染むアースカラー(自然界にある色)なので、カラフルですが嫌味がなくおしゃれです。
40代におすすめのネイル2019年は?
ヌードカラーに上品なパールをあしらっています。
ヒョウ柄の模様もくっきりとしないのが大人の雰囲気。
きちんと形を整えた上で、シンプルなヌードカラーを。
アートは1、2本くらいにしておくと派手すぎずまとまります。
柔らかい雰囲気を出すなら、茶色ベースにピンクがかった色(粘膜カラー)がおすすめ!
ラメのラインもさりげなく細めに入れると上品。
可愛らしいデザインも、色をシアー系(透明感のある色)にして、装飾も少なめに。
爪の根元側をクリアにすると、派手になりにくいのでおすすめです。
爪先から根元にかけて、だんだんと色が薄くなるようにしたグラデーションネイル。
肌に合う色なのか、ちょっと自身がない時は、グラデーションにすると肌から少し遠ざかるので、ネイルカラーだけが浮くっていう心配がありません。
いろんな色を使用していても、根元がクリアのフレンチネイルなら、派手になりすぎません。
きちんとした形と、デザインがまとまっているのが40代女性には合っています。
40代のペディキュアの色で気をつけること
40代では、足の色がくすんで見えたり、骨っぽいという問題をカバーできる色を選ぶと良いです。
上品さにこだわり、あまり肌馴染みの良いカラーを選んでしまうと、かえって逆効果です。
思い切って、少し派手かなぁ?くらいの色で、ちょうど良いのです。
デザインも、足元は目線が遠いので、細かい繊細な模様よりも、はっきりとした模様の方が良いです。
細かいお花模様よりは、コントラストのある大ぶりな花のイラストの方が、大人っぽい雰囲気になります。
ポイントに、アクセントカラーの赤が効いてますね。
ワンカラーにする場合は、割と濃いめのカラーを選んだ方が、肌色が明るく見えます。
ただ、きちんと綺麗に塗ってあることが大事です。
濃いめのカラーは、はみ出していたりすると目立つので、そうすると一気に下品に見えてしまいますので注意しましょう。
アラフォーからのネイルサロン選び
アラフォーネイルは何と言っても、清潔感が大事なので、きちんとネイルケアをしてくれるところが大事です。
色も、人それぞれ微妙な加減で「合う・合わない」ということがあるので、カラーを調合して作ってくれるところが良いです。
もしなければ、カラーバリエーションが豊富なサロンを選ぶと良いでしょう。
サロンの写真をみて、ちゃんと手の色に合うようにされているかチェックしましょう。
40代からのネイルサロン選びは、デザインではなく、爪全体の形が綺麗に丸みのあるフォルムになっているか?をサロン選びのポイントにすると良いです。
まとめ
アラフォーネイルは「清潔さ」が大事。
清潔さのポイント
・きちんとネイルケアをされた上でネイルを塗っているか?
・爪の形が綺麗に整っているか?
・爪全体のフォルムが綺麗か?
・カラーがハゲていないか?
色を選ぶポイント
・シアーカラー(少し透明感のある色)
・アースカラー(自然界にある色)
・粘膜カラー(唇みたいな色)
デザインのポイント
・派手にするのは1、2本
・小さい柄より大きい柄
・ストーンやパーツは控えめに
このポイントを押さえておくと、40代でネイルをしていても『痛い人』には見えません。
むしろ、きちんと身だしなみをした上品な女性として見られるでしょう。
参考になさってください。