職場では『身だしなみ程度ならネイルOK』というところも最近は増えてきてるようです。
でも、曖昧なボーダーラインで『どこまでOKなの?』と悩んでいる20代の女性が増えてます。
ネイルのせいで、自分の評価を下げていたり、周りに不快な思いをさせていることがあるかもしれません。
職場では清潔感を意識して、やってはいけないネイルについても押さえておきましょう。
ビジネスでのネイルマナー
いくら職場でネイルOKでも、ある程度のラインがあります。
仕事に差し支えがないように、最低限は押さえておきましょう。
特に20代は何かと職場で学ぶ立場でいるほうが多いと思います。
爪が邪魔して作業が遅いと思われたり、パソコンのミスタッチが増えたりと、ネイルが原因だとみなされないように気をつけましょう。
爪の長さ
あまり爪が長すぎると、パソコンを打つ時に爪が当たってカチカチと音がなってしまう場合があります。
爪が当たらないくらいの長さにすると良いでしょう。
長すぎると、不潔に見られる場合もあります。
爪の裏側の中にゴミが詰まっているような連想をしてしまうためです。
フリーエッジ(皮膚から離れている爪の白い部分)が見えると伸ばしているように見えるので、白爪が隠れるくらいの色を選ぶと良いでしょう。
長めのネイルが好きな方は、ネイルの色を清潔感のある、明るいナチュラルピンクかベージュを選びましょう。
でも、長さはフリーエッジが5㎜以内の方が無難です。
爪の形
爪の形は、あまり尖っていると、危ないイメージがあるので、好ましくないです。
職種にもよると思いますが、好印象ではありません。
なのでナチュラルなカーブの「オーバル」か「ラウンド」の形が良いでしょう。
四角い形のスクエアは20代にはやや大人っぽい印象です。
また、爪の角が引っかかったり、作業しにくい場面も多くあるようです。
ラウンドの形は、強度があり、作業の邪魔にもならず万能です。
万が一、作業が遅いことをネイルのせいにされてしまうことを避けるためにも、ラウンドかオーバルが好ましいです。
男性上司にも自然な爪の形のほうが高評価です。
ネイルの色
20代女子としては、可愛いピンクや赤、夏は思い切ってブルー、秋はボルドーやネイビーもしたい!って思いますよね。
でもビジネスでは、そのネイルの色さえも相手によっては好印象だったり、逆に不快感を与えてしまったりします。
会社としては、ネイルごときで会社の「印象」を悪く見られたくないのです。
もちろん、全ての会社で言えることではありませんが、部下を扱う上司目線で言うと、出来るだけ目立って欲しくないものです。
『綺麗にしている・おしゃれ』と『個性的・派手』では印象はずいぶん違います。
フリーランスなどで仕事として自分をアピールする職種ではない限り、「会社に雇われている=仕事中、自分は会社のイメージを背負っている」という意識を損なわないようにしましょう。
なので、肌色に近い色が好ましいです。
20代は、暗い色を使うとかえって目立ってしまうので、やや明るい色を選ぶと良いでしょう。
明るめのカラーにしたい時は、透明感のあるものを選ぶと、思ったよりも派手になりません。
暗めのカラーにしたい時は、フレンチネイルやグラデーションにして、色の範囲を少なくするだけでずいぶん色の印象が軽くなります。
ネイルのデザイン
近年、ネイルのデザインが豊富になりました。
「このデザインもしたい、こっちのデザインも可愛い!どっちもしちゃえ!」
となっていまうかもしれません。
でも、いろんなデザインを盛り込んだネイルアートは、派手に見えて落ち着かない感じの印象を与えてしまいます。
統一感のあるネイルを心がけましょう。
フレンチネイルやワンカラー、グラデーションをベースにし、その印象を崩さない程度のアートを選ぶと良いでしょう。
もし、いろんなデザインをしたいのであれば、この3点を意識して楽しみましょう。
1、カラーの「色味」を統一する
2、カラーの「トーン(明暗)」を統一する
3、カラーの「明度」を統一する
1、カラーの「色味」を統一する
この写真は、原色カラーなので派手に見えますが、この1つ1つの色味の隣2つ分までの範囲の色を使うと言うことです。
もし、メインカラーに5番のオレンジを使うなら、アートやストーンの色は3番の赤、7番の黄色までの範囲に入る色を使うとまとまった印象になります。
もし、1番の赤色がメインカラーだとしたら、23番の紫、3番のオレンジまでの範囲の色でアートするとまとまります。
要は、同系色を使うと言うことです。
2、カラーの「トーン(明暗)」を統一する
写真は、明るい色、暗い色を4段階に分けてあります。
この横のラインの中の色でアートをするとまとまります。
色味はどの色を使っても、トーンが同じくらいの色だったら、派手に見えないのです。
3、カラーの「明度」を統一する
上記ともう一つ、縦のラインで区切った『明度差』です。
これは、原色の割合が多いか少ないかと言うことです。
例えば、写真で言うと同じパステルピンクでも、pのグループはほとんど白に近い色です。
bのグループは色味が強く原色に近いですよね?
この色味の強さや弱さを『明度』と言います。
この色味の強さで分けられたグループの色でアートをすると、まとまって見えます。
このアートは、同じ明るさの色を入れてデザインされています。
グレー、紫、ベージュ、ピンクの複数の色味を使っていますが、色味の強さが統一されていて、派手には見えません。
「青がダメ」「グリーンがダメ」と言うことではなく、原色に近い色が派手に見えてしまうので、色味の弱い色を選ぶようにすると良いでしょう。
オフィスネイルでおすすめの色
会社では、元気のない人より、健康的で明るい人に見える方が、好感が持てます。
くすんだピンクよりも、健康的に見えるナチュラルピンクが清潔感があり、元気なイメージで好感度が上がります。
明るいピンクでも、透明感のあるカラーをチョイスすれば、嫌味がなく元気でフレッシュなイメージです。
王道ネイルアートのフレンチネイルですが、真っ白のフレンチネイルは、思っているよりも目立ちます。
少し色味を足したパステルカラーでフレンチネイルにすると、柔らかいイメージになるのでおすすめです。
オフィスネイルで人気の白デザイン
パールホワイトのグラデーションは、パールの輝きが上品に見えます。
ラメより細かい粒子で品の良い輝きです。
ナチュラルホワイトのグラデーションは、自然な爪の色に見えます。
間違いなく上司うけするデザインです。
全体的に薄いホワイトでしたら、印象も柔らかく見えます。
シンプルなデザインと合わせるとスマートでクール。
白フレンチは、カチッとした印象に見えるので、ガーリーなアートと組み合わせることで、20代らしい可愛らしさを表現できます。
20代は可愛らしさも武器にしましょう。
フレンチネイルとグラデーションを合わせたネイルです。
色を統一するだけでまとまりがでます。
オフィスネイルでは安定のグラデーション
どちらかというと、寒色系は目立つのですが、グラデーションにすることで柔らかさがでて自然に見えます。
夏など寒色を取り入れたい時はオススメです。
ナチュラルホワイトのグラデーションは、安全で上司うけ間違いなしです。
変化が欲しい時は、ベースのカラーをベージュにしたり、薄いピンクに変えて楽しみましょう。
ワンカラーよりも、グラデーションで色んな色を使う方が色の範囲が狭いので、目立ちにくいです。
ちょっと冒険したい方にオススメです。
元気カラーの黄色も、グラデーションにすると、目立ち過ぎず若々しさも表現できてちょうど良いです。
黄色は、フレンチネイルかグラデーションがオススメです。
明るめのピンクもグラデーションなら安全です。
20代のみずみずしいお肌には、このくらいのピンクは良く似合います。
オフィスネイルではやり過ぎない程度で夏デザインを楽しもう
夏になるとブルー系の寒色をしたくなりますよね?
寒色は、ベージュがかった色にすると優しい色になるので、オフィスネイルにも受け入れられるでしょう。
夏のデザインってちょっと派手になり易いので、色を抑えめにするとまとまります。
シェルを使ったネイルは、派手なギラギラネイルと違って上品に夏っぽさを表現できます。
夏はキラキラネイルにしてみたくなりますよね?
ストーンの色を統一すると派手になり過ぎないので、1本だけポイントで入れると良いでしょう。
夏人気の大理石ネイルは、色味を統一して、透明感のあるものにすると派手になりにくいです。
20代におすすめのオフィスネイル
ナチュラルホワイトだけを使ったアートなら、20代の可愛らしさが上司にも好印象を与えるはず。
落ち着いたピンクの中に、同系色のパーツでまとめたアートは統一感があってGOOD!
カラフルなラインでも、このくらいの細さのアートなら、全体的なイメージを邪魔せず個性が出せます。
ここぞと言う時には、肌色を綺麗に見せる色で、シンプルにワンカラー。
自分に似合うナチュラルベージュを見つけましょう。
ふんわり色づいたチークネイルは、可愛らしいデザインで20代にピッタリです 。
まとめ
オフィスネイルは、まずは清潔感が第一です。
清潔感は爪の長さに気をつけ、暗すぎる色は控えましょう。
そして、統一感。
デザインと色が、ガチャガチャにならないように気をつけましょう。
最低限のルールを守って、ネイルを楽しみましょう!