雨のしずくが爪に乗ったような「水滴ネイル」をジェルを使ったやり方を紹介します。
また、水滴ネイルのおすすめデザイン集、レジンやマニキュアを使ったやり方も合わせてご覧ください。
雫(しずく)の配置バランスが悪いと、気持ち悪い感じになってしまうので配置のバランスと水滴のぷっくり感を出す方法を、ネイリスト歴12年のネイル講師が解説していきます。
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水滴ネイルデザイン集
シンプルな水滴ネイル
しずくネイルで梅雨時期でも楽しめる♪
水滴ネイルとあじさいを合わせて
雫型の水滴ネイル
チークネイルと合わせた水滴ネイル
ジューシーなフルーツは夏ネイルにぴったり!
水滴ネイルの手順
お気に入りのデザインはありましたか?
では早速、水滴ネイルのやり方を見ていきましょう。
チップにアートしていきます。
アート部分だけに絞って解説していますので、実際爪にアートをする時は、ケア・ベースジェルの後からの工程になります。
セルフジェルネイルで必要な道具や、基本的な塗り方、ジェルの種類などの基礎知識はこちらからご覧ください↓
セルフジェルネイルののやり方まとめ!店舗経営者が教えるコツ
テクスチャーの硬いジェルを使います。
ネイルパーツを付ける専用のジェルはこってりとしてます。
そういうジェルがない場合は、クリアジェルにアクリルパウダーを混ぜて使います。
メモ
アクリルパウダーとは、スカルプチュアやエンボス(3D)アートに使うもので、モノマー(アクリルリキッド)を合わせたミクスチャーで形を作ります。
ジェルネイルと同じアクリル樹脂なので混ぜても問題ありません。
クリアジェルに、クリアアクリルパウダーを混ぜます。
写真のようにこってりとするまでアクリルパウダーを足して調整します。
お好みのカラージェルでベースのカラーを塗ったら、マットトップジェルでツヤのない表面にします。
ツヤのない表面に、ツヤのある水滴を作り水滴を目立たせます。
マットトップジェルを塗って、専用ライトで硬化したら、未硬化ジェルを拭き取ります。
メモ
※拭き取りとは…通常のジェルは、空気に触れてる表面部分が固まらず、ぬるぬるしています。
それを未硬化ジェルと言いますが、その未硬化ジェルを拭き取らないと、埃などがネイルに付き、紫外線などでその埃が付いたまま固まってしまいます。
なので最後に未硬化ジェルをネイルクレンザーで拭き取ることが必要なのです。
なぜ未硬化ジェルがでるのか詳しくはこちらの記事をご覧ください↓ ノンワイプジェルの使い方「トップジェル・ノンワイプジェル」の違いは?ノンワイプジェルと未硬化ジェルの拭き取りが必要なトップジェル、それぞれの特徴とメリット・デメリットは?そしてプロはどんな風に使い分けるのかをまとめました。 続きを見る
ノンワイプジェルの使い方|拭き取りが必要なトップジェルとの違いとは?
「ノンワイプトップジェル」とは、逆にその未硬化ジェルがない「ふき取り不要」のジェルのことを言います。
未硬化ジェルを拭き取ったら、このようにツヤのない表面になります。
もしマットトップジェルがなければ、普通のトップジェルで仕上げて表面を軽く削ってツヤを消します。
使う爪ヤスリは目の細かいスポンジバッファーか、爪磨き(シャイナー)の目の粗い方でも構いません。
筆に先ほど作ったアクリルパウダーを混ぜたクリアジェルを取って、置いていきます。
そーっと引き上げないと、写真のようにジェルが伸びて引いてきてしまい、丸い形になりません。
バランスよく何個か置きます。
ジェルの粘度が高いので、1回でこのくらいぷっくりします。
もしならない場合は、一度硬化した後にもう一回ジェルを乗せます。
水滴のジェルの未硬化ジェルを拭き取って完成です。
水滴ネイルのバランス
水滴ネイルは、水滴の大きさをバラバラにすると良いです。
水滴の粒がやけに大きすぎたり、全部同じくらいの大きさにしてしまうと単調になります。
見方によっては
・イボイボに見えて気持ち悪い
・火傷をした時の水ぶくれを思い出す
・虫のたまごに見える…
という印象を与えてしまいますので注意しましょう。
夏ネイルは「水面ネイル」も人気
夏に人気の水滴ネイル、その他に「水面ネイル」が人気です。
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近年人気の人魚の鱗ネイルと合わせて。
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レジンで水滴ネイルを作る方法
ラインストーンを使った「デコアート」やアクセサリーを作るのに使う、乾くと透明になる接着剤です。
ネイルでは、爪の補強などに使用することもあります。
レジンには「エポキシレジン」と「UVレジン」の2種類があります。
エポキシレジンは「主剤」と「硬化剤」の2液を混ぜることで固まるレジン。
UVレジンは、日光やUVライトといった紫外線に当てることで固まる1液で作るレジンです。
レジンは粘度があるので、水滴のようなぷっくりとしたボリュームが作れます。
UVレジンの方が早く乾くので、ネイルにはオススメです。
ネイルの土台をマットに仕上げた後に、レジンを水滴のように乗せ、UVライトで固めたら完成です。
マニキュアで水滴ネイルを作る方法
水滴ネイルは、土台をマットにすることが必須です。
マニキュアにも、つや消しに仕上げる「マットトップコート」があります。
マットトップコートはOPIなどのネイルブランドから、ダイソーなどのプチプラでも購入できます。
このマットトップコートをマニキュアの上から塗って、その上に普通のツヤが出るタイプのトップコートをポタポタと水滴のように落とします。
乾いたら完成です。
ネイル用速乾剤を使うと、乾きが早いです。
ですが、ジェルやレジンほどのボリュームは出ません。
まとめ
水滴ネイルは、まずベースをマットに仕上げ、水滴のようなしずくをツヤの出るもので作ります。
ジェルネイルならマットトップジェル、マニキュアならマットトップコートを使ってツヤのない表面にします。
水滴のボリュームは、クリアジェルにアクリルパウダーを混ぜることで調節できます。
紫陽花ネイルや水面ネイルと合わせて、可愛く夏ネイルを楽しみましょう♪
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