和風ネイルってちょっと難しくてチャレンジしにくいと思っていませんか?
和柄は難しいですが、いつものフレンチネイルやグラデーションに、ポイントで和風の花を書くだけで、簡単に浴衣ネイルや着物ネイルに変えることができます。
和風ネイルに簡単に見せるコツや、浴衣に似合う「牡丹」の花の書き方を、ネイリスト歴12年のネイル講師が解説していきます。
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和風ネイル「大柄花」の書き方
黒などで花びらを縁取ったお花アートは、和風デザインと相性が良いです。
そのやり方を解説します。
土台を作ります
チップにアートしてますが、実際に施す場合は、プレパレーション(ファイリング・甘皮処理・サンディング)をして、爪表面の消毒後、クリアジェルを塗った後からの行程になります。
お花が映える、ベースとなるカラーを塗ります。
今回の動画では、アートが見えやすいパープル(More 506 )を使いました。
花弁を書く
ちょっと太めのアート筆を使います。
先が尖っていて、根元側にボリュームのある筆です。
これも、習字の『とめ・払い』の要領で描きます。
中心の方に向かって筆を引きながら、筆をネイルにグッと押し付けます。
そのまま中心に向かいながら、スーッと筆を離します。
太めの筆で描くことで、筋が入って花脈っぽく見えてリアルなお花になります。
ライトに当てるまでは、修正可能なので、何度かなぞってみてください。
万が一、気に入らない花びらの形になっても、ジェル専用ライトで照射する前であれば、一旦ペーパーなどで拭き取って、また描き直すことができるので、失敗しても大丈夫です。
大胆に描いてみましょう。
バランス良く、5枚の花弁を描きます。
中心さえ揃っていれば、花弁の大きさは気にすることはありません。
逆に、揃っていない方が、お花に動きがあり格好良く見えます。
黒で花脈のラインを足す
中心から外側に向かってラインを描きます。
スッと軽く払う感じで勢いよく描きましょう。
丸みを持たせて3本描くとバランスがとれます。
花びら5枚分書いたら、一度LEDライトで硬化します(10秒)
ポイント
ジェルは流れる特性があります。せっかく繊細に描いたラインがぼやけないように、一旦仮止めして次のアートに移る方が失敗が少ないです。
今度は外側から中心に向けてラインを描き足します。
シャープに見せるために、先端の尖った部分を潰さないように注意して描きましょう。
お花の中心に点を足す
ドット棒を使って中心に点を描きます。
点々の大きさがバラバラな方が、動きがでて魅力的な花ができます。
和風大柄花ネイルの書き方動画
お花の書き方は2分04秒〜
シックな大人の「浴衣ネイル」牡丹の花の書き方
色合いをシックに抑えて水墨画風にすると、大人フラワーネイルに。
大人向け浴衣ネイルにピッタリです。
浴衣の生地風のベースを作る
まず、ベースのメインカラーを塗り硬化します。
ベースに使ったカラージェルとは別の、濃い目のカラージェルを縦にランダムに入れます。
そのカラーの両脇をぼかすように筆でなぞり、メインカラーに馴染ませ硬化します。
ふんわりとした縦縞模様(たてじまもよう)は、簡単に浴衣の生地を表すことができるのでオススメです。
牡丹の花を描く
ボリュームのあるアート筆で、上から下に向かって、チョンチョンと花びらを2つ描きます。
その左右から内側に向かって、更に花びらを描き足します。
下側の花びらは、習字の「止め」の要領で上から抑えるように描きます。
花柱を書き足したら、一度硬化します。
濃い目の色で、柱頭を描きます。
葉っぱを書く
シックな花柄ネイルにしたいので、葉っぱを水墨画のような薄いブラックで描きます。
黒とクリアジェルを混ぜて、クリア感のある黒色を作ります。
習字の『とめ・払い』の要領で葉っぱを描きます。
『とめ・払い』を同じ場所で少し上下にテンションかけるだけで、葉っぱができます。
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お好みの濃さで葉っぱを描き、硬化します。
細いラインを入れる
今度は、黒のカラージェルでくっきりとしたラインを書くので、粘度の高いジェルがオススメです。
ライナー(細い筆)に少量のカラージェルを取り、多少かすれるくらいでいいので、花びらの輪郭を描いていきます。
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下側の花びらは、花柱よりも手前にあるように見せるために、山を書くようなイメージで花びらの内側にラインを描きます。
花柱の周りに、細かく点々を入れて花粉を表します。
葉っぱのアウトラインも入れて、硬化します。
今度は白のカラージェルで、葉っぱにハイライトを入れます。
葉脈のように細い線を描いて、ジェル専用ライトで硬化します。
トップジェルで仕上げる
トップジェルを塗り、最終硬化します。
※硬化時間はメーカーによって異なり、きちんと決められた時間を照射しないとツヤが出ないことがあります。
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完成です。
和風テイストでアートをする場合の装飾は、ホログラムなど表面の凹凸がないものを選ぶと良いでしょう。
メイクでもそうですが、和装の時は比較的フラット(平面的)に仕上げます。
逆に洋装は、立体的なメイクの方が合うのです。
ポイント
成人式ネイルや浴衣ネイルなどの和風アートの場合は、フラットに仕上げるように意識すると綺麗にまとまります。