甘皮処理をきちんとやらないとジェルの持ちが悪くなるのは知ってる。
仕上がりもいまいち。。。
でもニッパーを使うのは怖い。。。
そんなあなたには、セラミックプッシャーを使う甘皮処理が最適です。
・どこまでやるのか?
・甘皮処理する本当の場所とは?
この2点を説明しつつ、初心者でも安全で、ネイルの持ちが良くなる甘皮処理のやり方を、ネイリスト歴12年のネイル講師が解説していきます。
甘皮処理はどこをするのか?
「甘皮処理ってどこまでやるの?」
まず、処理をする場所ですが、写真の黒い部分が『ルースキューティクル』と言って、爪に貼り付いている角質です。
根元から伸びてきて、爪の表面として出てくる時に、一緒にくっついている、薄い半透明の皮です。
コレを、ジェルネイルを塗る前に、爪から剥がします。
この爪に貼りついた薄い皮が、ルースキューティクルと言って、ジェルネイルを塗る前に処理しなければいけない、角質です。
つまり、甘皮処理とは
「ルースキューティクルを取ること」が最も大切なのです。
甘皮処理をしないとジェルネイルはどうなるの?
ルースキューティクルが残っていると、ジェルがそれを辿って皮膚へ流れていってしまいます。
そして、このルースキューティクルは角質なので、すぐに剥がれるものです。
そのすぐ剥がれてしまうものの上に「ジェルネイル」が乗っている状態を作ってしまいます。
そうすると、必然的にジェルが剥がれやすくなりますね。
これが、ジェルネイルが根元や横から早く剥がれてしまう原因です。
メタルプッシャーで処理する場合
ネイリストが使うメタルプッシャーは、「爪」と「ルースキューティクル」の間に差し込んで剥がしていくイメージです。
ただ、買ったばかりのメタルプッシャーは特になのですが、とても鋭利です。
使い方をちゃんと理解していないと、力のかけすぎで爪をえぐってしまうことがあるので、十分に注意して使用してください。
セラミックプッシャーで処理する場合
セラミックプッシャーとは、軽石が付いてるプッシャーのことです。
この軽石でルースキューティクルだけを削り取ってきます。
本来は「ドライケア」と言って、爪が乾燥した状態でこのセラミックプッシャーで甘皮を削ります。
しかし、今まで多くのネイル初心者さんへの甘皮処理を教えてきて、ウエットな状態でセラミックプッシャーを使う方が、初心者でも「ルースキューティクル」だけを上手に除去することができて、しかも安全なのでウエットな状態で使用するやり方をお伝えしてます。
セラミックプッシャーでの甘皮処理の手順
セラミックプッシャーを水で濡らす
小さな入れ物に「水」を入れといて、それにセラミックプッシャーをつけながら、常にウエットな状態を保ちます。
甘皮部分でくるくる回しながら削り取る
セラミックプッシャーの先の尖ったところで、甘皮部分(写真D:エポニキュウムまたはキューティクル)を押し上げます。
そうすると、1〜2㎜ほど皮膚の方へ動きます。
全体の甘皮(キューティクル)を、少し押し上げてから、セラミックプッシャーで円を描くようにクルクルと爪の上で動かします。
しっかり爪に当てて削ります。
ルースキューティクルが削れてくると、こんな風にポロポロと出てきます。
ガーゼで拭く
ポロポロと出てこなくなったら、水に濡らしたガーゼで、しっかり取ります。
キューティクル(エポニキュウム)を押し上げたので、ルースキューティクルがきちんと取れていれば、ポケットができます。
このポケットが綺麗になるまで、ルースキューティクルを取りましょう。
残っていたら繰り返す
ルースキューティクルが残っていなければ、綺麗に甘皮のラインが整います。
ガタガタしているように見えるということは、まだルースキューティクルが残っているのです。
見落としがちな、爪の側面のルースキューティクルも、しっかり取りましょう。
ここでしっかり取っていれば、この後ジェルを塗る時に、ジェルが横から流れ出すことが無くなります。
このように、爪と皮膚の「境目」がハッキリして綺麗ですね!
ニッパーを使わなくても、ここまで綺麗に処理すると、ジェルを塗るのは簡単です。
ルースキューティクルが残っているから、ジェルがはみ出すのです。
爪と皮膚を繋いでる『ルースキューティクル』をしっかり離しましょう。
まとめ
ジェルネイルをする前の『甘皮処理』とは、爪に貼り付いている角質(ルースキューティクル)を取ることです。
写真の赤いところではありません。
写真のオレンジの部分を爪から剥がしているのです。
セラミックプッシャーで、このルースキューティクルさえ綺麗に取ってあげれば、ジェルを塗る時の失敗が少なく、ジェルの持ちが良くなります。
爪の側面も忘れないように、丁寧にルースキューティクルを取りましょう!
このブログを動画でも解説してます
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