「逆フレンチネイル」とは、簡単に言うと通常のフレンチネイルを、もっと根元側に寄せたネイルデザインを言います。
逆フレンチは、シンプルで根元が透明なので伸びてきても気にならず、オフィスネイルとして人気のデザインです。
濃いめのカラーを塗っても、ワンカラーネイルよりも主張しすぎず、カジュアルよりも大人っぽい仕上がりがお好みの方にオススメのデザインです。
今回は、この3つに絞って書いていきます。
・『逆フレンチ』の特徴
・フレンチネイルの種類
・『逆フレンチ』と『V字フレンチ』のやり方
数多くあるフレンチネイルの種類の中でも代表的な『逆フレンチ』と『V字フレンチ』のやり方をまとめました。
他の種類のフレンチネイルはまた別のブログで書いていきます。
動画はこちらからご覧になれます。
・ハートフレンチ
・斜めフレンチ・バルーン・横フレンチ
私はネイルサロンを12年経営しており、ネイリストを育成するスクールの運営・指導もやっています。
今までのサロンワークやスタッフ育成で培ったノウハウを生かして、これからセルフで「ジェルネイル」を楽しみたい方の為に、分かりやすく解説していきます。
逆フレンチとは?
「逆フレンチネイル」とは、写真のように普通のフレンチネイルよりも、根元側まで幅をとったネイルデザインのことです。
ほどんどの『逆フレンチネイル』は根元側を透明にして、爪が伸びてきても目立たないと言うのがメリットです。
クリア部分が入ることで、爪に馴染んだ優しい印象になるので、オフィスネイルとして人気です。
しかも、通常のフレンチネイルより簡単なのです。
なぜかと言うと、「通常のフレンチネイル」は、爪の形が綺麗じゃないとフレンチの幅が斜めに見えたりして、バランスが難しいのですが、「逆フレンチネイル」は爪の形に影響されないので、ちび爪さんや深爪さんでも可愛く仕上がるのです。
フレンチネイルの種類
フレンチネイルはアート次第で色々楽しめます。
「変形フレンチ」と言って、フレンチネイルから進化させたデザインです。
では逆フレンチ以外の、バラエティー豊かな「変形フレンチ」の代表的なもの11種を紹介しますね。
1、バルーンフレンチ
フレンチを丸くした形で、可愛らしいイメージになります。
2、横フレンチ
真横にスパッと分けたフレンチです。大人っぽい仕上がりになります。
3、ドレープフレンチ
フェミニンなイメージにぴったりのドレープフレンチ。
4、ハートフレンチ
爪先をシャープに整えて、ハートに見えるようにデザインしたフレンチ。
こちらは、先ほどと逆向きにしたハートフレンチ。爪の形をシャープにできない長さの時は、こちらのハートフレンチにします。
5、斜めフレンチ
斜めにラインをとったフレンチネイルです。上品で大人っぽいイメージに仕上がります。
6、細フレンチ
フレンチラインを細くとったフレンチです。
7、ストーンフレンチ
フレンチをカラージェルではなく、ストーンでフレンチの形にするアートです。
8、ラメフレンチ
ラメだけでフレンチネイルにしたものです。ラメを使ってもフレンチにすれば上品に見えます。
9、V字フレンチ
フレンチの形を「V」にしたものです。シャープなパキッとしたイメージで、正統派な「きちんと感」が出ます。
10、アートフレンチ
フレンチの形でデザインしたものです。
こちらは、傘の形にしたフレンチです。可愛いですね!
11、根元フレンチ
根元側に通常のフレンチネイルをしたようなデザインです。
いかがでしたか?
他にも変形フレンチはたくさんあります。
では、まず基本的な「逆フレンチ」から練習してみましょう。
逆フレンチのやり方
使うのは、フレンチ用の斜めにカットされた筆です。
まずは、爪の端に印をつけます。
「ここまで」というラインを決めます。
反対側にも印をつけます。
ここで、左右同じくらいの位置にあるかどうか確認します。
これをすることで左右対称の綺麗なバランスが取れます。
左右のバランスが整ったら、その印から中央に向かってまっすぐ、フレンチ筆をスライドさせてきます。
反対側も同じように、まっすぐ描きます。
次に、逆フレンチの一番深くなる場所を決めて印をつけます。
そこから、爪の端っこに印をつけたところまで繋げます。
反対側も、先ほどの爪の端につけた印から、トップまで繋げます。
筆が斜めにカットされてるので、ラインの手前からジェルを押し出すように動かすと、綺麗にラインが繋がります。
ラインが繋がったら、爪先までカラージェルを伸ばしていきます。
これで綺麗な逆フレンチのラインができました。
そうしたら、一旦硬化します。(LEDライトで20秒、UVライトで2分)
一度硬化した後、2度塗り目で、カラーのムラがないように整えます。
端の方は、しっかりシャープになるように、筆の尖った部分を使って塗ります。
色ムラがなく、ラインが綺麗に整ったら、完成です。
V字フレンチを上手に描くコツ
V字フレンチも、 斜めにカットされた筆を使います。
まず、トップを決めます。
根元をクリアにする場合は、(※)イエローラインが見えないような位置にしましょう。
白爪が見えるとカッコ悪いので、隠れる位置にします。
※イエローラインとは、白爪と皮膚に付いてるピンク色の部分の境目のラインのことです。
次にトップエンド(爪の端で終わる位置)を決めます。
反対側にも印を付けます。
左右対象になるように位置を調整します。
先ほど印を付けたトップと、トップエンドを、とりあえず繋げます。
トップの位置が、ちゃんと真ん中にくるように調節します。
V字のラインの深さを調節します。
深い方がお好みなら、トップエンドをもう少し根元側にします。
大体の深さが整ったら、左右のバランスを整えます。
左右のバランスが整ったら、ラインがまっすぐ見えるようにします。
爪は丸いので、まっすぐ整えるのは結構難しいのです。
コツは、遠目に見ることです。
目線が近すぎると、まっすぐかどうか分からなくなってしまいます。
ラインが整ったら、爪先までカラーを塗って、一旦硬化します。(LEDライトで20秒、UVライトで2分)
2度塗り目は、もう一度ラインをしっかりとまっすぐに整えます。
斜めにカットされた筆をスライドさせて、まっすぐに整えます。
色ムラもなく、ラインが整ったら完成です!
まとめ
逆フレンチとは、根元を透明にしたデザインで、通常のフレンチネイルよりも範囲が広いものを言います。
爪が伸びてきても気にならず、爪の形や長さに影響を受けないデザインです。
また、通常のフレンチネイルよりも難易度が低く、セルフネイルでも取り入れやすいアートです。
他にもフレンチネイルには、いろんな種類があり、簡単でデザイン性があります。
逆フレンチもV字フレンチも、『トップ』と『トップエンド』を先に決めて、左右対称かどうかを確かめながら進めていくと綺麗に仕上がります。
色々と楽しめるので、是非やってみてください!