ジェルネイルでシールやホロが浮く、または表面が引っかかることってないですか?
そうならないようなシールやホログラムの貼り方と埋め込み方、ホイルアートなどの転写するシールの貼り方をまとめました。
このブログでのポイント
1、ホログラムが引っかからない付け方・埋め方
2、ホイルアート(転写シート)のやり方
3、シールが浮かないように貼るコツ
私はネイルサロンを12年やっててネイリストを育成するスクールもやってます。
今までのサロンワークやスタッフ育成で培ったノウハウを生かして、これからセルフで「ジェルネイル」を楽しみたい方の為に、分かりやすく解説していきます。
ホログラムの付け方と埋め方
ホログラムって、薄いから埋めなくても大丈夫って思うかもしれませんが、キャンパスが小さい爪の上では、思った以上に影響を受けます。
こんなに薄いホログラムですが、しなりがないので爪の丸みにピタッとくっつかないのです。
こんな風に、爪の丸みが強い人ほど、ホログラムの端が浮いてしまいます。
なので、このホログラムの端が埋まるくらいクリアジェルを塗ります。
そうしないとホログラムが引っかかってしまい、そこからジェルネイルが剥がれてしまうことがあります。
まずホログラムを付けたいところに、クリアジェルを付けます。
(トップジェルの方が粘度が高いので付けやすいです)
ホログラムをウッドスティックに取る時も、ウッドスティックの先端に少しだけジェルを付けて、それにくっ付けて取ります。
付けたい位置にホログラムを置いたら、少し爪に押し付けて密着させてから、ジェル専用ライトで硬化させます。
※硬化とは、柔らかい物質が化学的な作用によって硬くなっていくことを言います。ジェルには『光重合開始剤』と言うものが含まれていて、専用の光を当てることによって液体を固体に硬化させます。
ジェル専用ライトと硬化についての記事はこちら ジェルネイルを固めるライトの種類は、大きく分けると2種類あります。 LEDかUVです。 大きさも様々で、小さいハンディータイプのものや、大きいサロンタイプがあります。 自分の用途に合わせて購入しましょ ... 続きを見る
ジェルネイルのライトの選び方| UVとLEDライトの違いとは?
硬化後、ホログラムをウッドスティックで撫でてみましょう。
ホログラムの端がカリッと当たるなら、もう一度クリアジェルで覆いましょう。
ホログラムの周りにジェルを垂らします。
筆の角を使ってジェルをポンと置く感じです。
ホログラムが完全に埋まっている状態です。
一旦ここまでホログラムを埋めてから、トップジェルを塗ると、引っかかりのない綺麗なネイルに仕上がります。
ホイルアートのやり方
転写タイプのホイルシートは、(※)未硬化ジェルがありすぎても、なさすぎても上手くいかないのです。
丁度良く、ペタペタしたネイルの上に貼ることができます。
※未硬化ジェルとは…ジェルは空気に触れてる表面部分が固まらず、ぬるぬるしています。それを拭き取らないと埃などがネイルに付き、紫外線などでその埃が付いたまま固まってしまいます。メーカーによっては拭き取り不要の「ノンワイプトップジェル」もあります。
裏はマットなアルミホイルみたいな感じで、こちらの面をネイルに直接当てます。
ツヤのある面を上にして使います。
ちなみに、何も塗っていないチップの上にホイルシートを当ててみます。
何も付かないですね。
ツルツルした上にはホイルシートは付きません。
程よく未硬化ジェルが残り、表面がヌルヌルではなく、ペタペタしてる状態なら付きます。
でもジェルメーカーによって、その未硬化ジェルの状態はまちまち。。。
一度やってみて、もしホイルシートが付かなかったら、『ベースコート』を使います。
これは、マニキュアを塗る時に使う、最初に塗る透明(薄く色が入ってるものもあります)なマニキュアです。
ホイルシートを付けたい部分に、ベースコートを塗ります。
10秒くらい経ったら、ホイルを押し付けます。
そして、一気に剥がします。
ポイントは、一気に剥がすことです。
そーっとめくると綺麗に付きません。
そうすると、こんな風にペタッとホイルがくっつきます。
あとは、トップジェルで仕上げればOKです。
シールの貼り方
大きめのシールを貼る時のポイントは、この4つ。
ポイント
・爪の端は1㎜程度空けてシールを貼る
・シールの外側に切れ目を入れる
・しっかり密着させて空気を抜く
・シールを重ねて貼る
爪に対して、結構大きめのシールです。
こういうシールは、端をカットして貼ると、爪の外側にもお花があるような広がりを感じさせるアートができます。
爪の端ギリギリに貼ってしまうと、シールを保護するために、ジェルで覆う部分がなくなり、結果ジェルネイルが浮いてくる原因になります。
なので、少し内側に貼ります。
しっかり密着させると、爪の丸みに合わない部分が出てきます。
そこに隙間ができて、変な段差ができてしまいます。
そうすると、引っかかりができたり、仕上がった時にシワが寄ったように見えてしまいます。
なので、シールの周り数箇所に切り込みを入れます。
その切り込みを、貼り合わせるようにして、爪の丸みに合わせ、しっかり密着させます。
もう一つ、重ねて貼ります。
同じように、切り込みを入れます。
しっかり密着させます。
トップジェルで仕上げます。
このシールの上に、ホログラムを重ねても綺麗ですよ。
シールが浮く、くっ付かない時の対処法
シールもそうですが、ラインテープなども、浮いてしまうことが多いと思います。
そんな時は、マニキュアの『ベースコート』を使います。
浮いたところの隙間に、ちょっとだけベースコートを付けて10秒程待ちます。
そして、ピンセットで浮いている場所を爪に押さえつけたまま、10秒程待ちます。
そっと離してみて、ベースコートが固まっていればOKです。
ラインテープの貼り方はこちらからご覧になれます。
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まとめ
ポイント1
・ホログラムが引っかからない付け方・埋め方
→ホログラムの周りをしっかり埋める
ポイント2
・転写ホイルシートの貼り方
→マニキュアのベースコートを使う
ポイント3
・シールが浮かないように貼るコツ
→切り込みを入れて、爪の丸みに合わせて貼る
シールを使うアートをする時は、小さいハサミ、ピンセット、ベースコートがあると便利です。
いろんなネイルシールがありますが、固さや、粘着度など様々です。
でも貼り方や埋め込み方が分かれば、多少粘着が弱いシールでも綺麗に貼ることができますので、いろんなネイルシールでジェルネイルを楽しんでみてはいかがでしょうか?