セルフジェルネイルでラインストーンとVカットストーンを取れにくくする付け方を紹介します。
私はネイルサロンを12年やっててネイリストを育成するスクールもやってます。
今までのサロンワークやスタッフ育成で培ったノウハウを生かして、これからセルフで「ジェルネイル」を楽しみたい方の為に、分かりやすく解説していきます。
今回は、ラインストーンの付け方に絞って解説していますので、セルフジェルネイルで必要な道具や基本的な塗り方、ジェルの種類などの基礎知識はこちらからご覧ください↓
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基本のラインストーンの付け方
ジェルネイルでは、ジェルをノリ代わりにして、ラインストーンを付けます。
①一旦、ジェル専用ライトで仮硬化してストーンが動かないようにします。
②そして、取れないようにラインストーンの周りをジェルで覆い硬化します。
③トップジェルを塗って仕上げます。
※使用するのは、透明なジェルであればベースジェル、ビルタージェル、スカルプティングジェル、トップジェルのどれでも良いですが、セルフネイルさんは、おそらくベースジェルかトップジェルの2つしかないと思いますので、この2つの中でも粘度の高いトップジェルを使う方が、ストーンを付けるときに流れにくく付けやすいです。
まず、ラインストーンを付けたいところに、トップジェルを付けます。
ウッドスティックにトップジェルを付けてラインストーンを取ります。
なければ爪楊枝でも代用できますが、ウッドスティックの方がやりやすいです。
このように、ウッドスティックの面をラインストーン裏の平たいところに当てると、簡単に取ることができます。
置きたい箇所に、ウッドスティックをクルッと回してラインストーンを置きます。
ウッドスティックを回すことでラインストーンが裏返しにならず、狙った位置にラインストーンを置くことができます。
位置が決まったら、専用ライトで硬化して仮止めします。
※照射時間は、ラインストーンを一旦固定するだけなので、LEDライトなら10秒、UVライトなら1分くらいで大丈夫です。
ラインストーンを置きたい位置にジェルを付けるときに、そのジェルの量が多すぎると、硬化する前にラインストーンが動いてしまうので、ピンポイントで付けたい位置があるなら、その位置にだけジェルを付けるようにしましょう。
一旦、ラインストーンを仮止めしてから、ラインストーンの周りをジェルで埋めます。
そして、ここでもう一回専用ライトで硬化させます。
その後に全体的にトップジェルを塗って仕上げます。
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大きいラインストーンを取れないようにするやり方
ラインストーンの裏は平べったいので、爪の丸みに合いません。
なので、ラインストーンの端が浮いてしまいます。
ラインストーンを仮止めして固定したら、先にイラストの①の隙間を埋めます。
その後に、ストーン全体を埋めます。
先に隙間を埋めておかないと、ストーンの上にジェルが多く乗ってしまうので、ストーンの輝きがなくなってしまいます。
隙間を埋めて、爪とストーンの段差をなくすのが取れにくくするポイントです。
Vカットストーンの付け方
Vカットストーンとは、ラインストーンの底が平たくない埋め込み用のラインストーンのことです。
普通のラインストーンより重さがあるので、粘度の高いジェルで付けるのがコツです。
※ここでは、トップジェルで付けていますが、立体パーツ専用のジェルという、テクスチャーの固いものもあります。
Vカットストーンは、少し重いので、取るのにも少しコツが必要です。
まず、ウッドスティックにトップジェルを付けます。
ウッドスティックの面を、Vカットストーンの裏側の平たい面に付けます。
ウッドスティックをクルッと回すと、簡単に持ち上げられます。
ストーンを置きたい位置に、先にトップジェルを付けておいて、そこにVカットストーンを置きます。
二つ目のVカットストーンを置く位置と、先ほどおいたストーンとの密着する面にトップジェルを付けます。
写真の黄色い線のところです。
一つ目に置いたストーンと、ピタッとくっ付いています。
そうすると安定するので、ここでストーンの位置を微調整します。
位置が決まったら、硬化させます。
照射時間はLEDライト約10秒、UVライト約1分で大丈夫です。
3つ目のストーンを置きます。
先ほど付けた2つのストーンの間に多めにトップジェルを付けておきます。
そこに3つ目のストーンを持ってきます。
ここでは球体のパールを3つ目のストーンにしました。
球体パールは転がってしまうので、このようにVカットストーンを2つ付けた後に、そこに入れるように球体パールを持ってくると、転がらずにスムーズに付けることができます。
しっかりと2つのストーンの間に入るようにします。
そして、硬化します。
これでしっかりストーンが止まっています。
このようにVカットストンは3つ合わせることで安定します。
ストーンの裏側は、こんな感じです。
3つのストーンの、それぞれ密着する面に、トップジェルを付けて、くっ付けています。
もっと安定させるために、隙間にジェルを入れます。
爪との間に3箇所の隙間があるので、筆を使って丁寧にジェルを入れます。
天辺の隙間にもジェルを入れます。
隙間を埋めて硬化すると、しっかり固まって動かなくなります。
最後に、トップジェルを全体に塗って硬化したら完成です。
ただ、トップジェルを塗るとストーンのカット面が潰されてキラキラ感が無くなります。
ストーンの輝きを最大限に生かすなら、ストーンの表面は塗らず、爪と密着している下のところだけ塗ります。
ポイント
・しっかり持たせたい時は、全体にトップジェルを塗る。
・輝き重視なら、下のところだけ塗る。
まとめ
いかがでしたか?
ラインストーンは基本的にトップジェルで付けることができます。
そして、最後の仕上げのトップジェルを塗る前に、爪との段差や隙間にジェルを流し込んで、引っかかりを無くすのがポイントです。
簡単なので是非やってみてください!