セルフでジェルネイルすると『持ちが悪い』。。。
横から剥がれたり、すぐに取れる、大きな原因はこの5つです。
1、甘皮処理不足
2、爪の形が綺麗にできていない
3、爪表面がツヤツヤしている
4、油分・水分の除去不足
5、ジェルの塗り方の問題
ジェルネイルが剥がれる理由と、持ちを良くする方法をネイリスト歴12年のネイル講師が解説していきます。
ジェルネイルが剥がれる原因
頑張ってジェルネイルしたのに、すぐ取れちゃった。。。
時間も労力も使ったのに、すごくショックですよね?
では早速、ジェルネイルが剥がれてしまう原因5つを見ていきましょう。
1、甘皮処理不足
まず、甘皮処理不足について。
ジェルネイルを塗る前に処理する甘皮とは、正確には『ルースキューティクル』と言って、爪に張り付いている薄い角質のことです。
爪が伸びる時に、爪の根元の皮膚側から、一緒にくっ付いて出てきます。
角質ですから、水にふやけます。
そして剥がれやすいです。
その剥がれやすい角質、つまりルースキューティクルが残っていると、
そのふやけやすい角質の上にジェルを塗ると、日常生活で水を使った時に、角質だけがふやけて、取れたり浮いたりします。
そうするとジェルネイルと爪の間に隙間ができてしまいます。
そこから空気や水分などが入り込みジェルネイルが剥がれやすくなるのです。
2、爪の形が綺麗になっていない
この写真は極端ですが(笑)
爪に引っかかりがあると、そこからジェルネイルが浮いてきます。
綺麗に引っかかりのない形に整えましょう。
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3、爪表面がツヤツヤしている
爪表面がツヤツヤしていると、ジェルが定着しにくく弾いてしまう場合があります。
爪が痛むほど削らなくてよくて、ツヤを消す程度に、爪表面を軽く削りましょう。
軽く削ることで、爪表面にできた細かい凹凸にジェルが入り込み、ガチッと固まります。
逆に爪がツルッとしていると、シールが剥げるみたいに、ペリ〜っとジェルが剥がれます。
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4、油分・水分の除去不足
もともと油分・水分量の多い爪の体質の方もいらっしゃいます。
長風呂をされる方や、手汗をかきやすい方、小中学生の成長期は油分・水分量が多いです。
ジェルネイルを塗る前に、ネイルクレンザーやPH調整剤でしっかり除去しましょう。
油分・水分があると、ジェルが弾かれ爪に定着しません。
5、ジェルの塗り方の問題
皮膚にはみ出したり、引っかかりがあったり、表面がボコボコしてるとジェルは取れやすいです。
皮膚へのはみ出しは、甘皮処理不足が原因でもあります。
甘皮を伝って皮膚に流れていってしまうのです。
ジェル専用ライトに当てるまでは固まらないので、光に当てる前にはみ出していないか確認するようにしましょう。
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爪の形と爪の表面について
甘皮処理をした後、ジェルネイルを塗る前に、爪の形を整えます。
爪の形が綺麗な形だと、ジェルネイルの仕上がりも綺麗に見えます。
基本的に、左右対称の丸みになるように整えますが、爪が短くてそこまで整えられない場合は、角ばったところがないように、全体的になだらかになるように削ります。
角ばったところがあると、ジェルが引っかかり、ジェルネイルの持ちが悪くなってしまいます。
まとめ
甘皮処理をした後に、ジェルの定着をよくするためにファイリングとサンディングをしましょう。
この作業をすることでジェルネイルの持ちが良くなります。
水分油分を十分に除去し、ジェルネイルを塗りましょう。
まずは、下準備です。
甘皮(ルースキューティクル)が付いていると、ジェルが皮膚にはみ出す原因になります。
爪表面のコンディションを整えないとジェルが定着しません。
ジェルの塗り方も重要ですが、その前の下準備の方がもっと大事なのです。