セルフジェルネイルで、爪先に『ラメのグラデーション』をやる時の6つのコツをまとめました。
また、春夏秋冬それぞれの「おすすめラメグラデーション」をピックアップしました。
ラメグラデーションをマスターすると、こんな風にデザインレパートリーが増えるので、デザイン例も是非参考になさってください。
プロはどんな筆を使って、どういう風に動かしているのか?
ポイントを細かくお伝えしています。
意外にこんなもの(?!)を使ってます。。。w
ポイント
1、「ラメ」と「トップジェル」を固めに混ぜる
2、使い古した筆先がバサバサの筆を使う
3、何度かに分けてラメをのせる
4、グラデーション範囲が広い方が綺麗に仕上がる
5、ラメを乗せる時と散らす時の「筆の動かし方」を変える
6、爪先の厚みやサイドには、ラメをしっかり乗せる
私はネイルサロンを12年経営しており、ネイリストを育成するスクールの運営・指導もやっています。
今までのサロンワークやスタッフ育成で培ったノウハウを生かして、これからセルフで「ジェルネイル」を楽しみたい方の為に、分かりやすく解説していきます。
ラメグラデーションのやり方
準備するもの
使いたいラメを、トップジェルと混ぜておきます。
同じクリアジェルでもベースジェルを使うと、未硬化ジェルが多いので、ラメを狙ったところに置きにくいのです。
どっちも試したところ、トップジェルの方がやりやすいです。
ゆる過ぎると、無駄なジェルの厚みができてしまうので、固めに作るのがコツです。
筆は、使い古した筆先がバサバサになったもの。
ラメを散らばらせるのに、バサバサな方がちょうどいいのです。(笑)
ラメの塗り方
ラメが見えやすいように、今回は黒をベースカラーに塗ってます。
まず爪先端に、先ほどトップジェルと混ぜたラメを置きます。
横に広げます。
筆を、真横に持っていき、縦に動かします。
爪先から、根元の方に向かってシャッシャッと動かします。
一旦、筆に付いてる余分なラメをとって、筆にわずかに残っているラメを、根元側にペタペタくっつける感じで置いてきます。
爪の4分の3くらいの位置までラメの粒が何個かくるくらい散らします。
ここまで散らしても、仕上がりはパッと見、爪半分くらいのグラデーションに見えます。
そして、一旦硬化します。(LEDライトで10秒、UVライトで1分)
爪先で、筆をしごいて、ラメを爪先端に乗せます。
今度は、横に動かします。
爪に対して筆の平たい面を当て、横にガサガサと動かします。
先ほど一旦硬化させたラメが定着してるので、ラメとラメの間の隙間に、今塗ってるラメが入り込んでくれます。
トップジェルとラメを混ぜた時に、トップジェルの量が多いと、ラメがツンと飛び出たり、表面がボコボコしやすいです。
なのでジェルの量は少なめにしておいた方がやりやすいです。
そして、ここでまた一旦硬化します。(LEDライトで10秒、UVライトで1分)
今度は、爪先端を重点的にラメをつけます。
しっかり、爪の厚み部分や横の方にもラメを入れることで、爪周りが締りカッコ良く仕上がります。
こんな感じですね。
横から見てラメが飛び出ていないか確認しましょう。
もし飛び出てるのがあったら、ウッドスティックか爪楊枝で押さえます。
そして、一旦硬化します。(LEDライトで10秒、UVライトで1分)
トップジェルで仕上げます。
表面がガサガサしやすいので、トップコートは2回塗って仕上げるか、多めに塗ることをオススメします。
(注)ジェルとライトの化学反応で、硬化する時に『化学反応熱』が発生します。
多めにトップジェル塗ると、この化学反応熱が一気に発生するため、熱く感じる場合があります。
ジェル専用ライトの入り口付近から、徐々に中に入れるようにして、この化学反応を緩やかにしてあげると熱くなりにくいです。
トップジェルを塗ったら、完全硬化します。(LEDライトで20秒、UVライトで2分)
その後、ネイルクレンザーで、※未硬化ジェルを拭き取ります。
爪先にラメが飛び出てる場合が多いので、エメリーボード(自爪を削る爪ヤスリ)でアウトラインを整えます。
そして、キューティクルオイル(爪周りに保湿と栄養を与えるネイル用オイル)を塗って完成です!
キューティクルオイルを塗ることで、自爪とジェルの間に水分が入るのを防ぐので、ジェルネイルの持ちが良くなります。
※未硬化ジェルとは…ジェルは空気に触れてる表面部分が固まらず、ぬるぬるしています。それを拭き取らないと埃などがネイルに付き、紫外線などでその埃が付いたまま固まってしまいます。メーカーによっては拭き取り不要の「ノンワイプトップジェル」もあります。
・「ノンワイプトップジェル」と「未硬化ジェルを拭き取るジェル」の違いと使い分けの記事はこちら
・「綺麗にハイポイントと艶を出すトップジェルの塗り方5つのポイント」の記事はこちら
ラメグラデーションのやり方動画
初心者でも簡単きれい!カラーグラデーションのやり方はこちら
ラメグラデーションのおすすめデザイン集
冬におすすめ!
こんな感じで、ラメの大きさが異なるものを散らしても可愛いです。
いろんなカラーのラメが入ったものでグラデーションにするとバリエーションが広がります。
オリジナルラメを自分で作ってみるのもいいですね!
春におすすめ!
ピンクゴールドなら、手に馴染むので、ラメがキツく見えません。
夏におすすめ!
ブルーラメは手の色が悪く見えてしまったりするので、パープルなら優しく涼しいイメージにしやすいです。
コレも夏におすすめ!
ターコイズとゴールドラメは相性が良く、夏っぽさが表現できます。
純銀ラメとゴールドのスタッズ、クリアストーンのバランスが良く、どんなシーンにも合わせやすい!
オールシーズンおすすめです!
秋におすすめ!
ゴールドとブラウンなら、暗くなりすぎず秋にぴったりです。
カラーを塗ってからラメのグラデーションにしても可愛いです。
それと、例えば単色塗りの根元側がうまくいかなかった時や、ジェルネイルが伸びてきて爪の根元が気になる時に、根元からグラデーションにしても可愛く仕上がりますよ!
まとめ
ラメのグラデーションを作るときのコツは、この6つ。
これで、自然なグラデーションができ、表面がガタガタしない綺麗なジェルネイルが完成します。
1、「ラメ」と「トップジェル」を固めに混ぜる
2、使い古した筆先がバサバサの筆を使う
3、何度かに分けてラメを乗せる
4、グラデーション範囲が広い方が綺麗に仕上がる
5、ラメを乗せる時と散らす時の「筆の動かし方」を変える
6、爪先の厚みやサイドには、ラメをしっかり乗せる
夏に人気のラメグラデーションですが、ラメの色を変えたり、ホログラムやストーンを乗せても可愛いです。
慣れてしまえば、すごく簡単なので、是非チャレンジしてみて下さい!