ジェルネイルについて、今回はこの6つの質問にお答えしてます。
1、ネイルに使う溶剤って、どうやって棄てるの?
2、ツヤが出ないのは何が原因?
3、ライトに入れると熱く感じるのはなぜ?
4、自分でジェルネイルするとすぐ取れちゃうのはなぜ?
5、ジェルネイルすると爪が「呼吸」できないんじゃない?
6、ジェルネイルは色素沈着しないの?
私はネイルサロンを12年やっててネイリストを育成するスクールもやってます。
今までのサロンワークやスタッフ育成で培ったノウハウを生かして、これからセルフで「ジェルネイル」を楽しみたい方の為に、分かりやすく解説していきます。
溶剤って、どうやって棄てるの?
流しに捨てない!
ネイルで使う、エタノール、ネイルクレンザー、アクリルリキッドなどの液体は、絶対に下水道に流さないで下さい。
水道管を溶かしてしまう可能性があるのです。
また、匂いが強いものもあるので、下水道から匂いが上がってきます。
ペーパーに吸わせる
捨てるときは、紙などに吸わせて、ビニール袋に入れて捨てましょう。
ツヤが出ないのは何が原因?
ジェルの量が少ない
ジェルの量が少ないと、ツヤが出る物質が少なすぎるため、ツヤが出ない場合があります。
量が少なくてもツヤが出るメーカーもあります、
ジェリッシュのトップシーラーは薄く仕上げたいときに私も使います。
さらっとしているので、皮膚へのはみ出しに注意して塗りましょう。
光の当たり不足
ちゃんと光が当たっているか確認しましょう。
光の死角に入っていませんか?
十分に光が当たっていないと、その部分だけツヤがでないといったことが起こります。
未硬化ジェルの拭き取り失敗
コットンにネイルクレンザーを含ませたら、同じ面で何回も拭かないで、綺麗な面で未硬化ジェルを拭くようにしましょう。
そうしないと、未硬化ジェルを逆に付けてしまいます。
そして、ジェル専用の「未硬化ジェル拭き取り用の溶剤」を使わないで、エタノールを使っていませんか?
エタノールでも上手くいく場合もありますが、専用の溶剤を使った方がツヤの強さが全然違いますよ!
また、ゴシゴシ強く拭きすぎると、ジェルの表面を溶かしてしまい、ツヤが綺麗に出ない時があります。
ネイルクレンザーをたっぷり含ませたコットンで、優しく拭くのが、綺麗にツヤを出すコツです。
ライトの種類が対応ジェルに合っていない
動画では言っていませんでしたが、これもツヤが出ない理由です。
「UVライトを持っているのに、使っているジェルがLEDライト対応ジェルだった…」
光の周波数が違うので、対応ジェルが合っていないとツヤが出ません。
対処法
以下の3つのうちどれかで対処できます!
1、一旦ネイルクレンザーで未硬化ジェルを拭いてサンディング(爪の表面を削ってツヤを消すこと)をしてから、もう1度トップジェルを塗る。
2、最後のツヤだしには『ジェリッシュのトップシーラー』を使う。
3、ツヤが出なかった爪だけに、普通のマニキュアで使うトップコートを塗る。
ライトに入れると熱く感じるのはなぜ?
化学反応熱
ジェルネイルが固まる時、光との化学反応で硬化します。
その時に、『化学反応熱』が発生します。
ジェルの量が多いとその化学反応がたくさんあるので、熱量も多くなります。
全く熱さを感じない方もいらっしゃいますが、爪が薄いとその熱さを感じやすいのです。
対処法
もし、熱く感じるのであれば、ライトに手を入れる時、徐々に中に入れるようにして、一気に光を当てないようにしましょう。
そうすると、化学反応が緩やかに起こるので、一度に大量の熱が発生しません。
もしくは、熱くなりそうな感じがしたら、一旦ライトから手を出します。
そして、もう一度ライトに入れ直しましょう。
一回ジェルが化学反応してるので、化学反応熱は出ません。
自分でジェルネイルするとすぐ取れちゃうのはなぜ?
甘皮処理などの下準備不足
甘皮処理や油分・水分の除去不足が考えられます。
ジェルネイルを塗る前に処理するのは、『ルースキューティクル』と言って爪に貼り付いている角質です。
要は、爪の垢(アカ)です。
角質なので、水にふやけやすく、剥がれやすいです。
それを除去しないでジェルネイルを塗ると、その不安定な角質の上に塗ることになりますから、そこから空気や水が入り込み、ジェルネイルが剥がれやすくなります。
また、油分・水分が残っているとジェルが定着しにくいため、これも剥がれる原因となります。
詳しいジェルネイルの下準備のついては、こちらをご覧ください↓ ジェルネイルのやり方を『10個の工程』に分けて動画をまとめました。 しっかり工程を学んで、正しく安全にジェルネイルやりましょう。 ジェルネイル全体の工程 ジェルネイルの全体的な「10個の工程」を見てみ ... 続きを見る
セルフジェルネイルのやり方|初心者さん向け基本のやり方動画まとめ
手の使い方
ジェルネイルは、爪の上に乗っかっているだけです。
なので、「爪」と「ジェルネイル」の断面に衝撃を与えると、パカっと取れやすいのです。
シャンプーをする時、シールを剥がす時など、爪先を使わず指の腹を使うようにしましょう。
短い爪
短い爪の方や、深爪の方は、どうしても爪先が当たります。
ラメなどを使って爪先の補強をすると剥がれにくくなりますよ。
ジェルネイルすると爪が「呼吸」できないんじゃない?
そもそも爪は呼吸していない
爪は角質です。
そもそも呼吸をしてませんので大丈夫です。
ジェルは水分の蒸発を妨げない
ジェルネイルは、爪からの水分の蒸発を妨げないようにできています。
なので、厚みがある割に付け心地は軽やかです。
色素沈着しないの?
ベースジェルを塗っていますか?
マニキュアでもそうですが、爪の上に最初に塗るのはベースコートやベースジェルと言った、透明のものです。
ベースジェルを塗る理由はその他にもありますが、このベースを塗ることで、色素沈着を防ぎます。
ベースジェルが薄い
ベースジェルを塗っても爪に色が付いてしまう…という方は、ベースジェルが薄いのかもしれません。
2度塗りして、爪全体に満遍なくベースジェルがいきわたるように塗りましょう。
まとめ
もう一度、おさらい。
・ネイルに使う溶剤って、どうやって棄てるの?
→流しに捨てず、ペーパーに吸わせてビニール袋に入れて捨てる。
・ツヤが出ないのは何が原因?
→塗る量が少ない、照射不足、未硬化ジェルの拭き取りの仕方、ライトの種類を確認する。
・ライトに入れると熱く感じるのはなぜ?
→化学反応熱が発生するため。
・自分でジェルネイルするとすぐ取れちゃうのはなぜ?
→甘皮処理などの下処理不足、手の使い方を見直してみましょう。
・ジェルネイルすると爪が「呼吸」できないんじゃない?
→そもそも呼吸していない。
・ジェルネイルは色素沈着しないの?
ベースジェルを塗っていれば色素沈着しない。
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